『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』TM & (C) 2012 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

「ぴあ」調査による2012年12月28日、2013年1月5日公開の映画・満足度ランキングは、人気シリーズの完結編『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2』がトップに輝いた。2位に異端児と呼ばれた画家の生涯を辿る記録映画『父をめぐる旅 -異才の日本画家・中村正義の生涯-』が、3位に加藤和恵の人気コミックをTV版に続いて映画化した『青の祓魔師〈エクソシスト〉劇場版』が入った。

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1位の『トワイライト・サーガ…』は、ヴァンパイアと人間の禁断の恋を描いてきたサーガの最終章。劇場には原作や映画ファンが多く足を運び、出口調査では「今回は戦闘シーンが多く、原作にはない映画ならではの盛り上げ方だった」「クリステン・スチュワートの成長を感じた。意外なキャスティングもあって面白かった」「同性から観てもロバート・パティンソンは、嫌味のない好青年」「原作とは違うエンディングだったけれど、それはそれで満足!」などのコメントが寄せられた。なお本作は、シリーズを通して最高の満足度を記録し、有終の美を飾った。

2位の『父をめぐる旅…』は、戦後の日本画界に新しい風を起こした画家・中村正義の生涯を、娘が辿るドキュメンタリー。観客からは「彼の作品を上手く凝縮した内容なので、入門編として若い方に中村正義を知ってもらいたい」「時代の権力とケンカしながらモノの本質を捉えている人がいたことを初めて知って興奮した」「こういう画家が日本にいたなんて!“戦う画家”に初めて出会い、もっと知りたいと興味を持った」「彼と、彼が生きた昭和の歴史だけでなく、考え方を広げる良い材料にもなる作品」など、50代から70代の観客を中心にコメントが寄せられた。

(本ランキングは、2012年12月28日(金)、2013年1月5日(土)に公開された新作映画3本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)