『カルテット!人生のオペラハウス』

ダスティン・ホフマンが初めて監督を務めた『カルテット!人生のオペラハウス』の予告編映像が公開された。マギー・スミスら名優たちが扮するオペラ歌手のカルテットが、長いブランクを経て再結成する過程を描いた感動作だ。

『カルテット!人生のオペラハウス』予告編

本作の舞台は、引退した音楽家専用の老人ホーム“ビーチャム・ハウス”。ここでは名だたる音楽家たちが余生をおくっているが、ハウスは存続の危機に立たされている。映画は、スミス、トム・コートネイ、ポーリーン・コリンズ、ビリー・コノリー演じる4人の元“カルテット”が、ハウス存続のためのコンサートのために再結成し、過去のいざこざや因縁、哀しみを乗り越えて、コンサート成功に向けて挑む姿を描いていく。

このほど公開された予告編は、スミス演じるかつてのマドンナ、ジーンがハウスに入所する場面で幕を開け、紆余曲折を経ながら伝説のカルテットが復活していく様子を描いていく。もちろんその道のりは決して平坦なものではないようで、それぞれが老いと戦っており、さらにメンバー間には“過去の因縁”があるようだ。これまで数々の傑作で個性豊かな役を演じてきたホフマン監督と、確かな演技力をもつ4人のベテラン俳優がガッチリと組んだ作品だけに、登場人物ひとりひとりの描写と、それぞれの掛け合いの妙の両方を楽しめる作品になりそうだ。

また、予告編の後半では伝説のカルテットがステージに立ち、歌唱を披露する場面も登場。劇中では、ヴェルディやバッハ、シューベルトなどの名曲が登場するそうで、歴史的な名曲にのせて名優たちがどんなドラマを繰り広げるのかも気になるところだ。

『カルテット!人生のオペラハウス』
4月19日(金) TOHOシネマズシャンテ他全国順次公開