ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズが製作準備を進めている新しいバージョンの『GODZILLA』の脚本を、『ショーシャンクの空に』のフランク・ダラボンがリライトすることがわかった。一方で、撮影開始を前に、プロデューサーをめぐってもめ事も起こっているという。

『ゴジラ』は1998年にローランド・エメリッヒ監督、マシュー・ブロデリック主演で、ソニー・ピクチャーズと東宝がハリウッドリメイクをしている。興行収入は全世界で3億ドルほどだったが、批評面ではかんばしくなかった。今回のバージョンはイギリス人でテレビ畑出身のガレス・エドワードが監督。『リング』『呪怨』など日本のホラーのハリウッドリメイクを手がけたロイ・リーと『シャーロック・ホームズ』のプロデューサー、ダン・リンが東宝の承諾を取り付け、レジェンダリーに話を持ち込み、実現したようだ。

だが、今になってリーとリンは、レジェンダリーと衝突。大きな原因のひとつはリーとリンが要求しているギャラの金額で、レジェンダリーが料金を下げてほしいと要求したところ、ふたりが拒否したことで状況が複雑になっているらしい。撮影はこの春開始予定。主演俳優はまだ決まっていないが、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットなど複数の俳優が候補に挙がっている。

文:猿渡由紀