曲面型OLED TV EA9800

LGエレクトロニクスは、米ラスベガスで現地時間の1月8日に開幕した国際家電ショー「2013 International CES(CES 2013)」で、画面・両サイドが内側にカーブした世界初の曲面型有機ELテレビ「曲面型OLED TV EA9800」を展示した。

LGエレクトロニクスのブースでは、55インチ曲面OLEDテレビを3台設置。画面との一体感を強調したクリスタル素材のスタンドデザインで、映像視聴時に画面以外の要素を排除し、テレビ画面が宙に浮いているかのような感覚を表現する。

曲面型OLEDテレビは、正面に立った視聴者の目の位置から画面までの距離が一定になるので、従来の平面な画面で視野の外郭が歪んで見える現象や、映画館の前列になるほど画面の両サイドの映像がぼやけて見えるような映像の外郭部分の認識度低下を抑制できる。

画面が中央から左右両サイドにかけて内側にカーブしているので、より自然な視野に近く、映像の端が歪んで見える現象が抑えられることで、画面全体からの映像をダイナミックに楽しめる。OLEDの特性である無限のコントラストやリアルな色の再現、さらに応答速度の速さが融合し、リアリティある高画質な映像を提供。RGB(Red、Green、Blue)ピクセルにW(White)ピクセルを加えた4カラーピクセルを採用したWRGB技術を利用し、テレビが再現できる最上級の画質を追求する。

LGエレクトロニクスは、「究極の映像を提供するOLED TVで、次世代プレミアムテレビ市場に挑みたい」として、すでに予約販売を開始した韓国をはじめ、OLEDテレビを世界主要市場で順次発表する予定。