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8月28日に東京・渋谷O-EASTで「back"cast"away presents JUMP × HIGH × JACK -その足は跳ぶためにある-」が開催された。

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「JUMP × HIGH × JACK (ハイジャンプ・ハイジャック) -その足は跳ぶためにある-」はロックバンドback"cast"awayが主催し、すべて手作りで作り上げる夏の終わりの一大イベント。

トップバッターはSILC set Heaven。出だしから気合の入ったプレイで、客席を沸かせる。続いてはTHE Hitch Lowke。初めて見た人にも伝わるほど、強く熱のこもった演奏と歌唱を見せ、披露した新曲も大きな盛り上がりを見せた。3番目に登場したuniverseは魅せる曲と聴かせる曲のバランスがマッチしており、ボーカルのharuの歌声も会場に力強く響き渡っていた。続いてはUZUMAKIが登場。音圧の強いサウンドに始めこそ面食らった様子の観客だったが、豪快なパフォーマンスを見ると徐々に呼応していき、最終的には会場がの全員がUZUMAKIに魅了されていた。

イベントも後半に差し掛かり、続いて登場するのはiMagic.。エレクトロとロックが融合したような曲など、様々なジャンルが合わさった様な楽曲群は、それぞれ特色があって良いライブ。続いての出演はTHE 冠。back"cast"awayのメンバーが「まさか出てもらえると思わなかった」と語っていたベテランは、若者が多い客席と40代の自分を対比させるMCをはさみながらも、楽曲は芯の通ったへヴィーメタルで、ヘドバンを行うオーディエンスも現れるなど、笑いの中にもカッコよさを感じさせるステージだった。そしていよいよトリ前のBrand New Vibeの登場。元々back"cast"awayとは仲の良い彼ら。メンバーとのエピソードを明かしつつも、後から出てくるback"cast"awayには負けないという熱も感じさせる演奏を魅せてくれた。

イベントのトリを勤めるのは勿論、back"cast"away。朝早くから会場入りし、様々な業務も自らこなしてからの登場。さすがに集中力が切れているのではと心配になったが、そんな思いは1曲目の「Arrow」のイントロが流れた瞬間に消し飛んだ。まるで見に来てくれたファンや出てくれたミュージシャンに、全身全霊で感謝を伝えようとしているかの様な、パフォーマンスに長い時間を供にした観客も最後の力を振り絞るかの如く応えていた。

今回のイベントについてback"cast"awayは「決して、自分達だけで出来たフェスではないと思います」と会場に足を運んだファンを含め、関係する全ての方への感謝を口にし、加えて「このJ×H×Jのようにメジャー、アマチュア入り混じりジャンルは関係なく楽しめて、今後も僕らがテーマとしてる「暖かい空間」やLIVEには必ず欠かす事の出来ない「笑顔」を皆で共有出来る、たくさんの人が「来てよかった」と思ってもらえるようなイベントにしていきたい」と野望を語った。