『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』TM & (C) 2012 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

最悪の映画に贈られるゴールデン・ラズベリー賞(通称ラジー賞)のノミネーションが発表になった。最多部門でノミネートされたのは『トワイライト』シリーズ最終章。11部門でノミネートされている。

『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』は、大ヒットを記録しただけでなく、5作ある『トワイライト』シリーズの中で、批評家受けも一番良かった。しかし作品、監督、主演男優、主演女優、助演男女優を含む11部門でノミネートされることに。主演女優のクリステン・スチュワートは『スノーホワイト』でもノミネートされている。私生活でも恋人同士のスチュワートとロバート・パティンソンが、「最悪のスクリーンカップル」部門にもノミネートされたのは、やや意外だ。

作品部門の候補に挙がったのは、ほかに『バトルシップ』、アダム・サンドラーのコメディ『That’s My Boy』、エディ・マーフィー主演作『A Thousand Words』、『The Oogieloves in the Big Balloon Adventure』。主演男優部門候補はパティンソンのほかに『ゴーストライダー2』のニコラス・ケイジ、『That’s My Boy』のアダム・サンドラー、『A Thousand Words』のエディ・マーフィー、『Alex Cross』『Good Deed』のテイラー・ペリー。主演女優部門の候補はダブルノミネートのスチュワートのほかに、『バイオハザードV:リトリビューション』のミラ・ジョヴォヴィッチ、『One for the Money』のキャサリン・ハイグル、『The Guilt Trip』のバーバラ・ストライザンド、『Madea’s Witness Protection』のテイラー・ペリー。男性のペリーがこの部門に入ったのは、女役を演じているため。ラジー賞の結果はオスカーの前日に発表される。

文:猿渡由紀