フローズンプラネット in コンサート リハーサルより フローズンプラネット in コンサート リハーサルより

南極と北極の大自然を撮影したドキュメンタリー番組『フローズンプラネット』の映像と、フルオーケストラによる音楽が融合するコンサート「フローズンプラネット in コンサート」が日本初上陸。今週末に開催を控えた本公演のリハーサルが都内で行われた。

「フローズンプラネット in コンサート」の公演情報

『フローズンプラネット』は世界最高峰のネイチャー・ドキュメンタリー・ブランドBBC EARTHとNHKが共同制作した大自然スペクタクル番組。世界の海を撮影した『ブループラネット』、地球の神秘的で美しい大地を撮影した『プラネットアース』に続く、プラネット三部作の最後の作品で、苛酷な条件のためこれまで撮影されなかった南極と北極の大自然が3年にわたり撮影された。

プラネットシリーズの音楽を手掛け、コンサートで指揮をとるのは、『ユー・ガット・メール』『ディープ・ブルー』などの映画音楽で知られるイギリスの作曲家ジョージ・フェントン。初来日となるジョージは、東京公演の演奏を務める東京フィルハーモニー交響楽団の面々と、初日は映像がない中でリハーサルを行った。ジョークを交えながら紳士的なコミュニケーションで1曲ずつ確認を行い、オーケストラは繊細かつダイナミックな演奏でそれに応えた。時折みせるジョージの笑顔から、本番は素晴らしい演奏が期待できそうだ。

東京公演は俳優、映画監督であり、リバースプロジェクト代表の伊勢谷友介が、大阪公演は極地から都市まで地球をフィールドに旅を続ける写真家の石川直樹がナビゲーターを務め、観客を『フローズンプラネット』の世界へ誘う。ホッキョクグマの求愛行動や、オオカミとバイソンの壮絶な戦い、何百万羽ものペンギンの移住、シャチの群れによる狩りなどの動物たちの生活、そして、その舞台となる巨大な氷山などが浮かぶ白銀の世界をステージ上の巨大スクリーンが映し出す。圧倒的スケールの映像と大迫力のフルオーケストラによる生演奏がシンクロし、美しくも過酷な極寒の大自然に舞い降りたかのような体験をさせてくれる。知られざるこの世の神秘に、言葉にできないほどの大きな感動を覚えることになるだろう。

「フローズンプラネット in コンサート」は、1月12日(土)大阪NHKホール(大阪公演は大阪プラネットオーケストラが演奏を担当)、1月13日(日)・14日(月・祝)東京・NHKホールにて開催。チケットは発売中。