ライブの模様 ライブの模様

先日、末期の膵臓ガンであることを発表したウィルコ・ジョンソンが、1月10日に東京・南青山レッドシューズにて緊急来日セッションを行った。

ウィルコ・ジョンソンはパブロックシーンを牽引したドクター・フィールグッドのオリジナルメンバーでもあり、ミッシェル・ガン・エレファントやルースターズ等、日本の重鎮にも大きな影響を与えたアーティスト。開場時間前から、ひと目でもウィルコを見たいファンが南青山レッドシューズのある高樹町から骨董通りまで大挙して列をなし、店内もライブ開始前から異常な盛り上がりを見せ、さながらロンドンのパブを思わせる雰囲気。改めてウィルコの人気を感じさせた。

ライブはウィルコと親交の深いシーナ&ザ・ロケッツの鮎川誠とのバンドスタイルで進行。彼を敬愛するアーティストも数多く見守る中、The Birthdayのチバユウスケ、浅井健一らも飛び入りでセッションに参加。ドクター・フィールグッドの名曲『She does it right』等のナンバーで終始フロアを盛り上げ、ラストはチャック・ベリーの『Bye Bye Johnny』で締めくくり、大盛況の中、ライブの幕を閉じた。

ウィルコ・ジョンソンは来週1月16日(水)に京都・磔磔でもライブを行う予定。