日本単独ツアーを行ったシン・ヘソン(手前) ゲストで登場したイ・ミヌ(写真奥) (C)LIVE WORKS COMPANY 日本単独ツアーを行ったシン・ヘソン(手前) ゲストで登場したイ・ミヌ(写真奥) (C)LIVE WORKS COMPANY

韓国の男性6人組グループ・神話(シンファ)のメンバーで、ソロ歌手としても人気を集めるシン・ヘソンが1月13日、Tokyo Dome City Hallで単独ライブ・ツアー「SHIN HYE SUNG 2013 JAPAN CONCERT WINTER POETRY」の最終公演を行った。

シン・ヘソンのアーティスト情報

冬の銀世界をイメージさせるステージに、せり上がって登場したシン・ヘソンは、12月に韓国でリリースしたアルバムのリード曲『あなたならいいのに』を歌ってライブの幕を開けた。最終公演を惜しみながらも「新年の始まりにファンのみなさんと会えて嬉しいです。2013年のスタートを甘く元気に、そして楽しく始められたら」と意気込み、『もう一歩』や『不眠症』など同アルバム収録曲をはじめ、これまでにリリースした『同じ考え』『中心』『星をつかむ』ほか新旧織り交ぜた楽曲を披露。カバー曲も豊富に歌い、韓国の男女混合4人組バンド・チェリーフィルターの『浪漫猫』や少女時代のテヨン、ティファニー、ソヒョンから成るユニット・テティソの『Twinkle』、イ・ヒョリの『10Minutes』、米ロックバンド・マルーン5の『Moves Like Jagger』の熱いステージで魅了。ロックテイストあふれるナンバーでは力強く、ダンスチューンではキュートなダンスで沸かせ、ポップソングでは「みんな一緒に!」と観客を煽って盛り上げ、最も得意とするバラードはしっとりと聴かせるなど多彩なステージで全17曲を熱唱し、ファンを熱狂の渦へと巻き込んだ。

中盤では、神話メンバーからのメッセージ映像も公開されファンは歓喜。そして、SPY(サイ)の『江南(カンナム)スタイル』を『先輩(ソンベ)スタイル』にアレンジした舞台では、メンバーのミヌがサプライズで登場した。スタジアムジャンパーを羽織ったアメリカンカジュアル風のヘソンと真っ赤なサテンのスーツに身を包んだミヌは、同曲のコミカルな“乗馬ダンス”で盛り上げると、場内のボルテージは最高潮に。さらに、ミヌがソロ曲『蜃気楼』を披露し、ふたりで神話の楽曲『I Pray 4 U』を歌うと、まるで神話のコンサートと錯覚さえ覚えるほどに客席から絶叫が飛んだ。これにはへソンも「シン・ヘソンのコンサートですよ」と苦笑いで、場内は爆笑の渦に包まれた。

終盤では、自らしたためた手紙を読み上げ、「去年は、(神話が活動再開して)特別で意味のある年でした。今年の始まりもみなさんと過ごせて嬉しくて、特別な1年になりそう」と期待を込め、今年も神話のアルバム発売とコンサート開催を約束。続けて、「長い歳月を僕と過ごしてくれたみなさんに僕ができることは歌です。アルバムとコンサートを通して、みなさんの心に小さな癒しをあげる力になりたい」と抱負を述べ、大きな拍手を浴びた。