『映画 鈴木先生』(C)2013 映画「鈴木先生」製作委員会

「ぴあ」調査による1月11日、12日公開の映画・満足度ランキングは、一昨年に放映されたテレビドラマの劇場版となる長谷川博己主演の『映画 鈴木先生』がトップに輝いた。2位に伊藤歩と劇団EXILEの青柳翔が主演を務めた『渾身 KON-SHIN』が、3位に東京国際映画祭など各国の映画祭で高い評価を受けた青春ドラマ『ももいろそらを』が入った。

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1位の『映画 鈴木先生』は、テレビドラマから引き続きキャスト、スタッフが続投して制作された劇場版。出口調査では「たくさんの印象的な台詞が飛び交っていて、こんなにも台詞が胸に突き刺さる映画は初めて」「鈴木先生の教育や生徒に対する真摯な態度がいい」「中学生を納得させられる行動を自分はとっているのか自問自答してしまった」「実際に鈴木先生のような教師にいてほしい!」「親子で観ても楽しめる作品。ぜひ教育に携わる人たちに観てほしい」「舞台は中学校だが、大人に問いかけるような深いテーマがあり見応えがあった」などの感想が寄せられたほか、「これで終ってほしくない。続編を作ってほしい!」という声も多く聞かれた。

2位の『渾身』は、島根県隠岐諸島に伝わる伝統行事“隠岐古典相撲“をテーマに島で暮らす家族の姿を描いたヒューマンドラマ。観客からは「初めて知る隠岐諸島の伝統は感慨深く、家族の物語を絡めているので涙が出た」「家族の絆にグッときた。上手くいくことばかりではないけれど、繋がりの大切さを再確認した」「相撲の原型を観たようで感動した。隠岐諸島に行ってみたくなった」「“心の美学”があり、日本人の良さが伝わってくる作品だった」など、40代から70代を中心に好評だった。

(本ランキングは、2013年1月11日(金)、12日(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)