「茶会人訪問」のトップページ。

提供元は、Web開発を手がけるゼロベース株式会社で、開発・提供にはリクナビも協力しているとのこと。開発の経緯やその目的は、同社社長の石橋秀仁さんのブログの「なぜ就活生はOB/OG訪問すべきか:なぜ「茶会人訪問」を開発したか」というエントリーで詳しく語られています。


「先輩」に出会って「わかる=かわる」プロセスのなかに身を置くことで、「このまま変わり続けたら将来の自分はどういう社会人になるのだろう」と具体的に想像することができます。そういう漸進的(ちょっとずつ)なアイデンティティ獲得プロセスを通じて、地に足の着いた職業選択ができるのです。
(石橋さんのブログより引用)

■「訪問依頼」と「茶会人登録」の手順解説

さて、実際の使い方を簡単に解説してみましょう。まずはFacebookにログインし、「茶会人訪問」のFacebookアプリページへ移動します。訪問する側として利用する場合は「学生として利用」をクリック。特に登録は不要で、OB・OGとして登録している人を検索できます。話を聞いてみたい人を、キーワード(出身校や会社名)や業種などで検索し、プロフィール画面下にある「訪問依頼フォーム」へのバナーから、直接、登録ユーザーへ訪問依頼を打診できます。訪問を受ける側はボランティアとして登録してくれおり、同じ母校でなくとも依頼は可能です。

大学名で検索すると、その学校のOB・OGがずらりと表示。
拡大画像表示

学生側のメリットとしては、冒頭で述べたような「個人情報保護の観点からOB・OG訪問ができないケース」を回避できるほか、「知り合いの先輩経由では、希望業種の会社へ勤めている先輩が見つからない」「地方のため、地元で働いているOBやOGが少ない」といった場合でも、希望業種・職種で働いている先輩からの、生の声を知ることができます。

ただし、訪問を受けてくれる「茶会人」は、あくまでもボランティア。気軽に会えるとはいえ、時間を割いてくれたお礼や、双方にとって有意義な時間となるような準備はしっかりしておきましょう。

ウレぴあ総研読者諸兄は、どちらかというと、と曖昧に表現しなくても、間違いなく学生より社会人の方が多いので、「茶会人」として登録する方法も解説しておきましょう。先ほどと同様、Facebookにログインしてから「茶会人訪問」のFacebookアプリページへ。「社会人として登録」をクリックします。

その後「社会人登録」のテキストリンクから「社会人登録フォーム」へ移動し、必要項目を記入します。「メールアドレス」「あなたのプロフィールを閲覧できるユーザー」「FacebookプロフィールURL」「名前」「現住所」「仕事内容・職種」の6項目を記入・選択したら、フォーム下部の「登録」をクリックします。これで茶会人登録は完了。あとは、学生さんからのリクエストが来るまで、社会人としての経験を培っておきましょう。