無意識に子どもの「自信」をつぶしてしまう親の行動

親は子どもに自信を持たせるため、子どもを愛し、全力でサポートすることが求められていますが、残念ながら無意識のうちにその自信をつぶしてしまっていると船津氏は指摘します。

日本は昔から「人に迷惑はかけない」「ルールは守るべき」だという秩序や礼儀を重んじる風潮がありますが、このような考えの元では自信が育たないそうです。

子どもが自ら自信を身に付けるには、「出来た!」という成功体験をさせてあげる必要がありますが、そのためには自主性を尊重し、やりたいことを自由にやらせてあげる必要があります。

しかし、秩序や礼儀を重んじる風潮の中では、子どもに自由にやらせるということとは真逆の、行動を抑制してしまっているのです。

子どもが意欲を持って自分でやろうとしているのに、時間が掛かり人に迷惑が掛るからダメ、思った通りに行動したいのに集団行動のルールに反するからダメと、秩序や礼儀を重んじるがために、子どものやることなすことを抑制してしまっては「自信」は育ちません。

人に迷惑を掛けない、ルールを守る子どもが「良い子」とされ、良い子を育てられる親が「良い親」とされる日本特有の考え方が、無意識のうちに子どもの自信をつぶしてしまっているのです。

昔ながらの日本の風潮を変えるのは難しいですから、ある程度の抑制を掛けながらも、出来る限り子どもを自由にさせてあげることが「自信」を育てるポイントとなります。

まとめ

このように、日本特有の風潮から無意識のうちに子どもの自信をつぶしてしまっている行動に気付かされた人もいるでしょうが、子どもへの「抑制と自由の調整」は難しいと感じた人も多いのではないでしょうか。

あまり難しく考えず、焦らず落ち着いて寛大な態度でいれば、子どもは安心し自分で考え行動し、自らの力で自信を身に付けていくようになるといいますから、子どもの自信を養うため、親は意識しながらも寛大を心掛けましょう。

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ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。