「BCN AWARD 2013」の表彰式会場

BCNは、1月18日、PCやデジタル家電などの年間販売数量No.1メーカーを表彰する「BCN AWARD 2013」の表彰式と、すぐれた技術をもつ若者を表彰する「BCN ITジュニア賞 2013」の表彰式を開催した。会場の東京・大手町サンケイプラザには、メーカーや販売店の代表者、ユーザー代表など約300人が集い、受賞を祝した。

「BCN AWARD」は、全国の主要なPC専門店や家電量販店、ネットショップなどから収集したPOSデータ「BCNランキング」にもとづき、年間で最も販売数量の多かったメーカーを部門ごとに表彰する制度。2012年1月1日~12月31日のデータにもとづいた「BCN AWARD 2013」では、ハードウェア76部門/ソフトウェア33部門の計109部門で52社が栄冠に輝いた(詳しくはこちら)。

表彰式は、新設部門から始まった。今年は「Ultrabook」「カメラケース・バッグ」の2部門で、Ultrabook部門はASUS JAPAN、カメラケース・バッグ部門はエレコムが受賞。BCNエグゼクティブアナリストの道越一郎が市場動向を振り返った後、2社の代表者にBCN社長の奥田喜久男からトロフィーが授与された。続いて、受賞した各ハード/ソフトメーカーの代表者に「BCNランキング」データ提供会社の代表者からトロフィーが手渡され、会場は大きな拍手に包まれた。

52社へのトロフィー授与が終了した後は、IT関連のコンテストで優秀な成績を収め、すぐれた技術をもつ若者を表彰する「BCN ITジュニア賞 2013」の表彰式に移った。今年は、NPO法人ITジュニア育成交流協会の推薦にもとづいて選考された5チームと4個人が栄誉に輝いた。

ITジュニア育成交流協会の協賛企業でもあるバッファローの斉木邦明社長は、「ITジュニア賞を受賞した学生さんたちには、これから好きなことにチャレンジして、いろんな失敗をして将来に備えてほしい。失敗して引き出しをたくさんもつことで、将来いろんなことを見たり聞いたりしたとき、必ず一つ違った発想が生まれてくる。これを肝に銘じてほしい」とエールを送った。

「BCN ITジュニア賞 2013」受賞者を代表して、弓削商船高等専門学校の岩本華代子さんは、「IT技術を学ぶ学生として、今の生活を守るだけではなく、さらに発展させることを考えたい。そのために学校で知識を身につけ、経験を積んで、柔軟な発想力を武器に日々がんばっていきたい」と述べた。

表彰式の最後には、「BCN AWARD 2013」の受賞社を代表して、日本マイクロソフトの横井伸好執行役コンシューマー&パートナーグループリテールビジネス統括本部長兼コミュニケーションズパートナー統括本部長が登壇。「日本では、クリスマス商戦以上に春商戦が盛り上がる。今春に向けて、メーカー各社からさらに充実したデバイスが出揃うし、また『Windows 8』に対応しているアプリは増え続けている。これらを『Windows 8』とあわせて提供していく」と今年の抱負を語った。

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