『クロユリ団地』(C)2013「クロユリ団地」製作委員会

『女優霊』『リング』など多くの名ホラー作品をおくり出してきた中田秀夫監督が、前田敦子と成宮寛貴W主演で映画化した最新作『クロユリ団地』が5月18日(土)に公開。中田監督は、本作を自ら「中田ホラーの集大成」と称しているが、一体どんな恐怖映像が飛び出すのか? その一部が捉えられた特報映像が届いた。

『クロユリ団地』特報動画

本作は、13年前から“謎の死”が続く老朽化した集合住宅“クロユリ団地”を舞台に、隣室で孤独死した老人の事件をきっかけに起こる恐ろしい出来事の数々を描く。団地の事件を知らずに入居し、隣室の老人を助けられなかった罪悪感と次々に起こる怪奇現象に追い詰められていく主人公・明日香を前田が、遺品整理のために団地を訪れた特殊清掃員の笹原を成宮が熱演する。

このほど公開された特報は、「誰か、ぼくと遊んで」と団地の砂場で寂しげに語りかける謎の少年・ミノルの姿を捉えた映像からはじまる。その後は、自室を訪れる何者かによって追い詰められていく明日香をはじめ、薄暗い隣室で壁を引っ掻くおぞましい手、さらには明日香を助けるはずだった笹原までもが恐怖に絶叫するシーンなど、老人の死をきっかけに連鎖していく怪奇現象の数々が映し出されている。

『リング』や『仄暗い水の底から』がハリウッドでリメイクされるなど、海外でも定評のある中田監督の作品。本作も日本公開前から海外で話題を呼んでいるようで、第42回ロッテルダム国際映画祭のほか、第20回ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭への正式招待が決定している。“団地”という閉鎖された空間を舞台に、最新作では一体どんな恐怖が描かれるのか気になるところだ。

『クロユリ団地』
5月18日(土)公開