13.5ゲーム差をつけ独走Vのソフトバンクか、14.5ゲーム差・3位からの下克上のDeNAか。今週末『SMBC 日本シリーズ』がプレーボールの時を待つ。

【チケット情報はこちら】

両リーグとも『クライマックスシリーズ』ファイナルステージは、3位が優勝チームに挑む構図となった。

ソフトバンクは15.5ゲーム差をつけた楽天に、連勝を許す苦しい戦いとなった。工藤公康監督は第3戦にここまで2戦3得点と湿っていた打線にテコ入れを図る。今季2試合出場の城所龍磨を2番に抜擢し、中村晃を3番から7番に下げた。この采配がズバリと決まる。この日、城所が2安打を放てば、中村も決勝2ランをかっ飛ばす。第4戦には2軍暮らしの長かった長谷川勇也が先制タイムリーを打てば、5番に入った中村が2試合連続決勝本塁打を放つ。さらには4番・内川聖一が4試合連続ホーマーの離れ業をやってのけたのだ。最終第5戦はリハビリを行っていた柳田悠岐を緊急昇格させ、1番に据える。さっそく柳田が内野安打で出塁すると、塁を進め、4番・内川の犠飛で先制。さらに6番・松田宣浩の2点2塁打で初回で大きな3点を獲得。4回には松田の2ランと柳田のタイムリーで勝負あり。打っては7点、投げては武田翔太が7回0封。『CS』5戦目にして、ソフトバンクが投打で圧倒したのだった。

一方のDeNAは『CS』ファーストステージと同様に、ファイナルステージも雨に祟られた。初戦は5回裏に広島に3点献上すると降雨コールドで黒星スタート。第2戦にドライチ左腕・濱口遥大が7回2失点の好投を見せれば、5番・宮崎敏郎が3安打3打点と投打が噛み合い勝利。第3戦は2回、先発・井納翔一のタイムリーの1点を7人の継投で守り抜き、イーブンに。ここで10月21日・22日のゲームは雨天中止。中2日で行われた第4戦で、21日に先発予定だった勝ち頭・今永昇太をラミレス監督はプロ初の中継ぎ起用。初回の3点のビハインドを5回に逆転すると、その後5人の継投で4-3と守り切った。そして運命の第5戦。前日初回3失点のウィーランドは続投したが、この日2失点を許した石田健大を1回で諦め、2回からシーズン0勝の三嶋一輝にスイッチ。すると打線は宮崎の逆襲の一発、4番・筒香嘉智の2ホーマーなど5本塁打の爆発。投手7人を継ぎ込み、9-3で広島を下しのたのだった。

ソフトバンクが2年ぶり8度目の日本一となるのか、DeNAが19年ぶり3度目の日本一を果たすのか。『日本シリーズ』は10月28日(土)・29日(日)・11月4日(土)・5日(日)はヤフオクドーム、10月31日(火)~11月2日(木)は横浜スタジアムにて開催。チケットは10月26日(木)午前10時より一般発売。

「ウレぴあ総研」更新情報が受け取れます