小学生になると、子ども同士で個別に遊びの約束をする子が増えます。

小学校は幼稚園や保育園とは違い、放課後の過ごし方が自由になることから、一定の決められた範囲で遊ぶことに飽きが出てくる小学生も増えるものです。

そのため「学校が終わったら〇〇公園で遊ぼう」や「日曜日は僕の家でゲームをしよう」など、子供同士が個別に遊びの約束をするようになります。

子どもから「今日は〇〇君と公園で遊ぶ約束をしたから」と突然言われても、何時にどこの公園で何をして遊ぶのかが明確でないため、親としては「何時にどこの公園に、何を持たせて連れて行けばよいのか」が分からず、そもそも本当に約束をしたのかさえ疑ってしまったりもするでしょう。

そんな時、親としてやってはいけないことが、「よく分からない約束だから子どもを遊びに行かせない」ということ。

子どもは遊びたくて約束をしているのですから、その願望を叶えてあげるために、親としては出来る限りのフォローをしてあげたいものです。

では、普段ママ達は、子ども同士の遊びの約束にどう関わっているのでしょうか。

今回は、小学校低学年の子どもを持つママ達に、子ども同士の約束の関わり方について聞いてみました。

子どもはまだまだ未熟な「約束事の初心者」です

「ただいま!今日○○君と遊ぶ約束したから」と言いながら帰ってくる子どもは、小学校低学年に多いといいます。

約束したはいいけれど、誰とどこで何時から何をして遊ぶのかなどの内容が不透明である場合が多く、ママはそのたびに困惑するものです。

子どもは遊びたい一心でお友達と約束をしてきますが、約束にはさまざまな決め事が必要であることを分かっていません。

そういった意味では子どもはまだまだ未熟な約束事における初心者。ですから十分な親のサポートが必要なのです。

子ども同士の約束事はママが大変だから「やめて!」というのは、子どもの成長を止めてしまう可能性もあります。ですからここは教育の一環と考え、教えてあげながら関わっていけると良いですね。

子どもの遊びの約束!ママ達はどう関わっている?

では、子ども同士の不透明な内容の約束事にママ達はどう関わっているのでしょうか。

小学校低学年の子どもを持つママ達に聞いてみました。

内容が不透明でも、子ども同士の約束通り一緒に付き合う

『「お友達と遊ぶ約束をした」とテンション高く学校から帰宅する息子に、約束の内容がよく分からなくても、約束したと言っている場所や時間に一緒に付き合っています』

と話すのは、小学校1年生の男の子のママであるSさん。

約束した時間に約束した場所で会えなかったことが数回ありましたが、なぜ会えなかったのかを息子に考えさせる良い機会だと捉えているそうです。

失敗は成功のもとと言いますが、失敗を繰り返す中で学び考え、いつかは自分の力でちゃんとした約束ができるよう見守っているとSさんは言います。

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