■よいこのおどうぐばこ(デビカ)

黄色くて、ライオンがデザインされているお道具箱。ライオンは、なぜ首をかしげているんだろう。

 

 

■マジックインキ(寺西工業株式会社)

小学校に上がり、グループで何かを調べて、模造紙で発表する時に使ったのが、マジックインキ。本体に、なぜか、大きな「?」マークが書かれていました。あの鼻にツンとくる独特なにおいが、なんだか、ノスタルジック。ペン先がちょっと斜めになっていて、書いているうちにかすれてきたりして。手にしっくりくる、細めのバージョンもありました。

 

 

■筆洗い(サクラクレパス)

3つの層にわかれている筆洗い。筆に水分を含ませる、洗う、すすぐなどと使い分けられるはずだけど、気がつくと、3つとも、紫や茶色の水がたまっているという。重ねるとコンパクトになるすぐれもの。

 

今回、ご紹介できたのは、言ってみれば、昭和の文具界の有名人ばかり。
もっと渋い文具や、おのおのお気に入りの文具もあったと思います。

無駄に高機能だった多面式筆箱、曲がったり香りのする鉛筆、面白い形の消しゴム、定規、コンパスあたりの小物、ファンシーショップで買った、ねり消しや香り玉などと手を広げれば、キリがなく広がっていく昭和文具の世界。

多くのメーカーは、時代に合わせて、新しい文具を開発しているので、もちろん、使い勝手もよくなっているし、同じ用途でも、可愛いもの、オシャレなものに形を変えています。

でも、昭和の文具だって、色あせないものもたくさんありますよね。

最新の文具もいいけれど、たまには、私たちの基盤になっている昭和魂あふれる文具にも、目を向けてみるといいかもしれませんよ。是非、あの頃の甘酸っぱい思い出と一緒に。

FMラジオ放送局、IT系での仕事人生活を経て、フリーランスモノ書き。好きなものは、クラゲ、ジュゴン、宇宙、絵本、コドモ、ヘンテコなもの。座右の銘は「明日地球がなくなるかもしれないから、今すぐ食べる」。木漏れ日の下で読書と昼寝をする生活と絵本に携わることを夢見て、日々生きています。

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