新型コロナウイルス感染症拡大が収まらない影響で、ステイホームを余儀なく続けられた方が多いのではないでしょうか。

あれから時は過ぎ、未だコロナ禍における様々な制限がある中で、旅行に行けた方もいれば、実現に至らなかった方もいるはず!

KLOOKコロナ禍における旅行計画の実態調査によると、コロナ禍以降(2020年2月以降)、現在にかけて、計画した旅行やレジャーが実現できなくなる“計画倒れ”を経験したことがあると回答した人が、なんと66.1%。

その中でも、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けたと回答した人は、70.8%もいたのだそう。

先が見通せない状況が続くことから、今後も計画倒れはしたくない、旅行は直前に決めたいという人が多くなるかもしれません。

では、直前予約でも大丈夫かつ、満足の行く旅行先って?

2021年旅先のキーワードは、3つの“Short”

トリップアドバイザーの旅行動向によると、2021年はどの旅行タイプを選ぶ可能性が高いかという質問に対し、近場の旅行が73%、ドライブ旅行が68%、週末旅行が62%、アウトドアが40%という結果が出たそう。

移動距離についても、近場の旅行であれば車で2時間以内(61%)が最も高くなったことから、なるべく“近場(Short)”かつ“短い期間(Short)”で、“直前に予約(Short)”をしても旅行が可能である場所を、意識して選んでいるのが見られます。

さらに、外部との接触をなるべく避けることができる、車での旅行を想定していることも、今求めている旅行スタイルの傾向ではないでしょうか。

富裕層に人気だった旅行先ランキング

直前予約に手慣れた人たちといえば、富裕層。

『ダイナースクラブ会員から見る富裕層に人気だった旅行先ランキング』によると、『小笠原・八丈島・伊豆七島』が前年比173%増、『北関東』が123%増、『伊豆』が前年比117%増、『箱根・湯河原』が前年比115%増という結果に。

ちなみに、ダイナースクラブ会員の居住地域は、東京都が32.1%、神奈川県が10.7%、埼玉県が5.2%、千葉県が5.1%と一都三県でおおよそ50%以上を占めることから、遠出するなら、思い切って離島を選ぶ傾向が多いことがわかります。

また、近場で短い期間で楽しむなら、ヴィラやスイートルーム、露天風呂付客室など、お部屋内で完結できる宿泊先を選んでいる人たちが多く、近場の小旅行で密を避けてバカンス気分に浸ったり、家族や友人との旅行を楽しむためには、少しお金をかけてでも、外部との接触をなるべく避けられて、贅沢な気分を味わえる場所を選んでいるようです。