『世界にひとつのプレイブック』ジャパンプレミアに登場したブラッドリー・クーパーとゲストの黒木メイサ

主演最新作『世界にひとつのプレイブック』を引っさげ2度目の来日を果たした米俳優ブラッドリー・クーパーが24日に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催された同作のジャパンプレミアに出席した。本年度のアカデミー賞で『レッズ』以来31年ぶりに全演技部門でノミネートされ、計8部門で候補に挙がっている感動のヒューマンドラマ。「今日は共演者を代表して、日本にやって来たよ。2日間しかいられないのは残念だけど」とクーパー。本人の希望で、急遽ファンとの交流も実現し、サインや写真撮影などに快く応じた。

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映画は妻の浮気が原因で心のバランスを崩し、職も家も失った主人公・パット(クーパー)が、同じく心に傷を抱える未亡人ティファニー(ジェニファー・ローレンス)と出会い、強引に誘われる形でダンスコンテストに出場することに。奇妙な縁でタッグを組んだふたりが人生の再起に挑む姿を描いていく。「生きる上で誰もが感じる疎外感、そして人生に訪れる特別な出会いを描いた作品。ロマンチックな映画だし、僕のダンスシーンも楽しみにしてほしい」とアピールした。

大ヒットコメディ映画『ハングオーバー』で一気に注目を集め、米ピープル誌では“世界一セクシーな男”に選ばれたクーパーが、本作では確かな演技力で新境地を開拓。自身も「今までにない役柄を演じるチャンスだったし、大きな転機になったと思う」と言い、『ザ・ファイター』で高く評価されたデヴィット・O・ラッセル監督とのタッグに大満足の様子。「3月には、またラッセル監督と一緒に作品づくりを始めるよ。お互いに似た感性を持っているから、彼とのコラボは楽しいよ」と語った。

プレミアには黒木メイサが駆けつけ、花束をプレゼントし「劇中のダンスはずいぶん練習したのでは?」と質問。これに対し、クーパーは「僕が踊れないと思うかい?(笑) 小さな頃からダンスは大好きだよ。もちろん撮影では、リハーサルを重ねたけどね」と茶目っ気たっぷりに返答していた。

『世界にひとつのプレイブック』
2月22日(金) TOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほか全国順次公開