「公共の場での授乳」アンケート中間発表!ハピママ特集「専門家と考える 公共の場での授乳問題」を通じて調査開始から10日余りで集まった“生の声”をご報告します。回答はまだまだ募集中!

結果は11月3日開催の「全日本おっぱいサミット」メインテーマにも。ご期待ください!

「公共の場での授乳」アンケート、気になる途中経過は?

「公共の場での授乳」に関するアンケートは10月初めの開始早々、3ケタを超える方々から回答が寄せられました。

アンケートで伺った質問は3点。なおこの中間発表の数値は、10月27日12時時点のデータを基にしています。

Q1「公共の場での授乳、あなたはどう思いますか?」(4択+その理由を自由回答)

どんどんしたらいい! 30.9%

必要なときにはしたらいい 60.9%

出来れば控えて欲しい 5.5%

してほしくない! 2.7%

「どんどんしたらいい!」と「必要なときにしたらいい」を賛成派、「出来れば控えて欲しい」「してほしくない!」を反対派とすれば、賛成派が91.8%、反対派が8.2%。この数字を「賛成派が9割以上もいる!」と捉えるか「反対派が1割近くもいる!」と感じるかは、人それぞれかもしれません。

「赤ちゃんの当然の権利」「子どものごはんだから」「母親や赤ちゃんの外出を制限することにつながるから」といった見方が並ぶ中、「なんとなく気持ち悪い」という反応も。

さらに「こんな時期くらい飲食店に入るの我慢できないのかな、と腹立たしい」「ありえない」など厳しい感想が寄せられる一方で「なぜわざわざ変な目でみるのか、わからない」という率直な書き込みもあり、賛否両者とも相手を理解できず、怒りや戸惑いを抱いている実態があらためて浮かび上がりました。

Q2「公共の場での授乳、許せるのはどこまで?」(4択+その理由を自由回答)

おっぱいを出してもOK 13.4%

授乳中でもケープ等でおっぱいを隠せていればOK 67%

授乳中であることが分からないように授乳服やスリングの中等でするのであればOK 14.3%

授乳すること自体がNG 5.3%

Q1の結果と比べてみると、Q1で反対派に属した人の割合(1割弱)がそのままQ2の「授乳すること自体がNG」に反映されているのではなさそうです。

またQ1で賛成派に属した人が皆同じ考えというワケではない、ということも分かります。

おっぱいを出してもOKという回答の中には「見えてても構わないと思う人はそれでもいいと思う。自分はさすがに見せるのはどうかと思うので隠したい」といった方も含まれており、同じようなスタンスを取るママがそれなりの比率を占めている模様。

また、おっぱいを隠しての授乳を選んだ方では「恥ずかしい」や「マナーだと思うから」が多数派でしたが、なかには「防犯カメラ等の映像に自分の胸が映るのは恥ずかしいから」といった世相を映したコメントも。さらに「母子の安全も考えて」「自衛として」という理由も見受けられました。

授乳すること自体がNGと答えられた方たちの見解も「授乳をしたければ授乳室などですれば良いから。

また出かける時間もそれを配分して出かけるのが親の役目だから」「公共の場では雑菌がいろいろあるので、あえて不衛生な環境に晒しているように見える」等、一様ではないようです。

つまり「公共の場での授乳」に賛成する人たちの中でも、また反対する人たちの中でも、もっといえば個々人で、それぞれ容認できる段階が異なるということのようです。

これがこの問題に関する論争を、より複雑化させているのかもしれません。