肉好きのみなさん、肉にはどんな調味料を合わせますか? 肉の種類、調理法にもよるでしょうが、塩、コショウ、しょうゆ、そして焼肉にはやっぱりタレという方が多いですよね。

ベースとなるこれらの調味料に加え、ちょっと味に変化をつけたいとき、どんな香辛料を使いますか? マスタード、唐辛子、ホースラディッシュなどでしょうか?

では、肉にわさびはいかがでしょう? 魚といっしょに……というイメージが強いわさびですが、実は肉にも合うんです!

そこで今回「うまい肉」では、主力商品『本生』ブランド30周年という節目のタイミングで「肉に、きざみわさび。どうよ。」という提案をドーンと前面に打ち出してきたエスビー食品さんに突撃取材! “わさび×肉”のココロをうかがってきました。

“わさび離れ”の兆しから、いま「わさびx肉」に注目した理由

チューブ入り香辛料といえば、圧倒的シェアを誇るエスビー食品。みなさんのうちの冷蔵庫にも、S&B「本生」が1本は入っているのではないでしょうか?

このS&B「本生」ブランドは今年で誕生して30周年! その代表的な商品『S&B本生 本わさび』は、使用しているわさびは100%本わさびとのことで、わさび本来の香りや辛味が味わえると人気です。

ところが、なんと日本ならではのこの香辛料に危機が……。お話を伺ったエスビー食品 広報ユニットの中島康介さんによると「今、“わさび離れ”の兆しがあるんですよ。理由のひとつは辛いことです」とのこと。

え? 辛くなければわさびじゃないでしょ……と思われるかもしれませんが、そうでもないらしいのです。

エスビー食品 広報ユニットの中島康介さん

「本来、素材の味を引き立てるはずのわさびが、特に若者世代にとっては逆に辛すぎて、敬遠されてしまっているという背景があるんです」

どうやら、ツーンと辛い!!!というイメージが若い世代に敬遠されがちで、回転寿司などでも“さび抜き”が標準化しつつあるそうです。

また、もうひとつの大きな理由として考えられるのが、“魚離れ”。わさびをつける主役が以前より食べられなくなってきていることにより、その相棒であるわさびの需要も減ってきているというのです。

一方、調査によれば、肉の需要は若年層のみならず、どの世代でも伸びているのだそう。

それなら肉にもわさびを使ってもらおう! 辛味もちょっと抑えよう! と、このたび満を持してセンターを取ったのが『S&B本生きざみわさび』。

「辛さを控えめにし、すりおろしだけでなく、香りとシャキシャキ感が活きる粗めにきざんだ茎の部分を加えることで、魚よりも脂肪分やコクのある肉をさっぱり食べるのにピッタリな仕上がりになっています」

また、以前は原材料の“わさび原料”の一部に“西洋わさび”が使用されていましたが、今年8月の商品リフレッシュでこれを本わさび100%にし、ややプレミアム感のあったお値段もシリーズの他の商品『本わさび』などと同じに抑えられました。よりおいしく、より手に取りやすく身近になったんですね。