三者三様、それぞれのバンド運営論

団長:喜矢武くんがチャリンコ乗って川に落ちる動画とかすげー笑ったもん。体を張るのと金を使うことに関してはもう彼らには勝てない。あのバンドの強みは企画力と行動力ですよ。俺たちだったら思いついても実現できない。まずメンバーに反対される(笑)。
 

喜矢武くんがチャリンコ乗って川に落ちる動画」こと『チャレンジシリーズ-人間ローションカーリング-』

閣下:そーうなのよ! それすごいわかる……(笑)。まあ他のメンバーはミュージシャンだし、こっちも気を使っちゃう部分もあって。「まあひとりでできること探そうか」ってなっちゃう。

ぶう:それは辛いね。ウチはそんなことないんだけど。

団長:えんそくはそういう意味では「全員野球」できてるよね。

ぶう:ウチはミュージシャンの前にバンドマンというか、「ミュージシャン」と「バンドマン」の間にちょっと隔たりがありますよね。ウチはそこまで「音楽」そのものに固執してないですからね。やっぱりステージにあがって、皆と一緒にやることに重きを置いてるから。

団長:ウチは俺ひとりが浮いてるっていうスタンスが長年続いているから。メンバーがどれだけプレイヤーとして高く評価されても、NoGoDというと団長の顔が浮かぶようなシステムになってるから。メンバーにボケを要求しないし、メンバーに一緒にコントやってもらうとかは思わないです。ただ、傍観してくれれば。もちろんいい歌をうたうのは当たり前だけど、それにバラエティ要素を加えていくから。そこといい音楽で両立できていけたらいいかなあと。

閣下:今の話を聞いて、ウチはそういう点で言えば、ゴールデンボンバーと同じ路線で推してるところなんだなと思いました。でも他のメンバーには強要できないんで。メンバーにもそれぞれやりたくないことや崩したくない部分もあるだろうし。最終的に汚れるなら私だけでいいし、面白さの表現ってそれだけじゃないし。「ボケろ」というんじゃなく、趣味がおかしいとか元々持ってる面白さを引き出せてあげたらなって思うんですね。

団長:ちゃんとメンバーのことを優しく包み込んであげてる……。俺とは真逆ですね。

閣下:そうしないと辞めちゃうから!