『キャプテンハーロック』(仮題) (C)LEIJI MATSUMOTO/CAPTAIN HARLOCK Film Partners

人類のために戦う宇宙海賊の勇姿を描いた松本零士の代表作が『キャプテンハーロック(仮題)』として今秋にアニメーション映画化されることが発表され、そのインターナショナルトレーラーが公開された。

インターナショナルトレーラー

1977年に発表された漫画『宇宙海賊キャプテンハーロック』は、地球連邦政府に叛旗を翻しながら、人類のために戦う宇宙海賊キャプテンハーロックと、無敵の宇宙戦艦アルカディア号に乗り込んだ40人の仲間たちの物語。

これまでにも、繰り返し映像化されてきた『宇宙海賊…』だが、今回は東映アニメ史上最高額となる総製作費3000万ドル(約27億円)をかけ、原作総設定に松本、監督に荒牧伸志(『アップルシード』)、脚本に福井晴敏(『亡国のイージス』)、武内清人を迎えて映画化される。

報道陣向けに配布された資料によると本作は「単なる過去作品のリメイクではなく、昔の『バットマン』と、『ダークナイト』などのノーラン版バットマンの関係に似て、外伝とも言える世界を再構築しており、リメイクというより“リブート(再誕)”と言えるかもしれない」と記載されており、原作の魅力とハーロックというキャラクターの陰影を最大限引き出すため、現代社会が持つテーマを投影したストーリーと設定を再構築するという。

『宇宙海賊キャプテンハーロック』はフランスを始めヨーロッパでも国民的アニメとして圧倒的な支持を得ており、池澤プロデューサーは「このコンテンツの主要な市場は世界です。スタッフは世界で戦うアニメ日本代表なんです」と高らかに宣言。日本だけでなく世界各国での公開を視野に入れた上で製作が進められているようだ。本作は、今秋に日本公開される。

『キャプテンハーロック(仮題)』
今秋、全国ロードショー