FinePix SL1000

富士フイルムは、コンパクトデジタルカメラ「FinePix」の新製品として、光学50倍ズームレンズを搭載した「FinePix SL1000」と、光学42倍ズームレンズを搭載した「FinePix HS50EXR」を、2月23日に発売する。

「FinePix SL1000」は、35mmフィルム換算24~1200mm相当、F2.9~F6.5の明るいフジノン光学式50倍ズームレンズを搭載する。超解像技術とレンズシフト式手ブレ補正機能によって、デジタルズーム100倍でもくっきりした画像が得られる。

撮像素子は、1620万画素の裏面照射型CMOSセンサ。最高感度ISO12800に対応し、暗いシーンでも撮影できる。AF(オートフォーカス)速度は最短0.2秒、起動時間0.9秒、撮影間隔0.9秒、連続撮影は最速で毎秒10コマ。

動画撮影は、毎秒60コマのフルハイビジョン動画に対応し、背面の動画撮影ボタンで静止画から動画撮影への切り替えができる。動画シーン認識機能や「動画カット」「動画連結」などの動画加工機能を備える。

ファインダーは、約92万ドットのアイセンサつき電子ビューファインダー(EVF)で、日中の日差しの強い場所でも、ファインダーをのぞきながら撮影できる。液晶モニタは角度を上下に調整できるチルト式で、ローアングル/ハイアングルでの撮影に対応する。

レンズ鏡筒部のズーミング用サイドレバーによって、シャッターボタンに右手の指を置いたまま左手でズーミングできる。サイドレバーには、ズーミングを3段階で調整する機能や高倍率ズーム時のフレーミングをサポートする「オートバックズーム」機能を割り当てることができる。

対応メディアはSDXC/SDHC/SDカードで、UHS-Iカードにも対応する。サイズは幅122.7×高さ88.6×奥行き122.6mmで、重さは約659g。価格はオープンで、実勢価格は4万5000円前後の見込み。

「FinePix HS50EXR」は、35mmフィルム換算で24~1000mm相当、F2.8~F5.6の明るいフジノン光学式42倍ズームレンズを搭載。超解像技術とレンズシフト式手ブレ補正機能によって、デジタルズーム84倍でもくっきりした画像が得られる。マニュアルズームなので、すばやいフレーミングができる。

画像処理エンジン「EXRプロセッサーII」は、従来の2倍の処理速度を持ち、起動時間1.1秒、撮影間隔0.5秒の高速レスポンスを実現。108パターンの中からシーンに合わせた撮影条件を自動設定し、あらゆるシーンで高画質の写真が撮影できる「プレミアムEXR AUTO」を搭載する。

1600万画素の裏面照射型「EXR CMOS II」センサに位相差画素を配置することによって、起動時間1.1秒、撮影間隔0.5秒を実現。被写体やシーンに応じて、自動的にコントラストAFに切り替わることで、あらゆるシーンで高速なピント合わせを行う。明るいF値での撮影など、入射角の厳しい条件でも、高精度でのピント合わせができる。

動画撮影は、毎秒60コマのフルハイビジョン動画や、毎秒480コマの滑らかなハイスピード動画に対応。動画撮影時でもシーン認識や顔検出機能、撮像面位相差AFが作動するので、美しい動画を撮影できる。

ファインダーは「FinePix SL1000」と同じくEVFで、背面にはバリアングル式液晶モニタを搭載。使用頻度の高い撮影メニューをダイレクトに呼び出す「Qボタン」を備える。このほか、被写体のコントラストが高い箇所の輪郭を強調表示する「フォーカスピーキング機能」や、カラーリバーサルフィルム調の色彩を再現する「フィルムシミュレーションモード」を搭載している。

対応メディアはSDXC/SDHC/SDカードで、UHS-Iカードにも対応する。サイズは幅134.9×高さ101.3×奥行き145.9mmで、重さは約808g。価格はオープンで、実勢価格は5万5000円前後の見込み。

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