映画『絶叫学級』に出演する川口春奈

少女まんが雑誌『りぼん』で2008年より連載中の人気ホラーコミック『絶叫学級』が実写映画化され、女優の川口春奈が主演を務めることが明らかになった。

本作は、現在までにコミックスが12巻まで刊行され、シリーズ累計120万部を売り上げる大ヒットホラーで、これまでに2度のアニメ化や、AKB48メンバー出演によるVOMICが配信されるなど、各種メディア化もされている。ホラーというジャンルにとどまらず、人間の心の中に潜む“ちょっとした悪”をあぶり出すリアルとファンタジーが交錯した“最後は人間が一番怖い物語”は、観る者の脳髄を震撼させること間違いなしだ。

原作の第3巻『黄泉の真実』と第8巻『人間ランク』を柱に構成されている本作は、主人公の加奈(川口)が通う私立女子校に伝わる、12年前の事故で亡くなった女の子が“黄泉”となって旧校舎に出るらしいとの噂をめぐってストーリーが展開。“黄泉”に願い事をするとなんでも叶うが、引き換えに大事なものを失うという都市伝説の闇に引き込まれていく様を描く。

川口は「ホラー要素ももちろんありますが、ファンタジーでもあり、もしかしたら幽霊よりも怖い人間の心が観れる作品だと思います。ただ怖いだけじゃなく、人として感じることが詰まっているので是非感じとってもらえたら嬉しいです。この作品に出逢えたことで自分も成長できたらなと思っています」と意気込む。

川口のほかに、加奈が憧れる高見沢リオ役を広瀬アリスが演じるほか、松岡茉優、波瑠、山本美月といったフレッシュな顔ぶれが挑む本作は2013年初夏に公開される。

『絶叫学級』
2013年 初夏公開