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昨年、急逝した20世紀のグラミー・クイーン、ホイットニー・ヒューストンの命日2月11日(月・祝:米国では2月10日夜)に開催される世界最高峰の音楽イベント、第55回グラミー賞。昨年はアデルが「最優秀アルバム賞」「最優秀レコード賞」「最優秀楽曲賞」の主要3部門、最多6部門を受賞。主要3部門独占は、2003年のノラ・ジョンーンズ以来の快挙となり、まさにホイットニーに代わる、21世紀のグラミー・クイーンとなった。

さて、今年はというと混戦が予想されている。注目の3部門では、ドラマ『glee』で楽曲がフィーチャーされ一気に注目を集めたアリゾナ出身のポップバンド、ファン. 、カントリーミュージック界のディーバ、テイラー・スウィフト、元ザ・ホワイト・ストライプスのギタリスト、ジャック・ホワイト、前作で3部門受賞を果たしたザ・ブラック・キーズ、デビューアルバムを800万枚売り上げた、マムフォード&サンズ、「アメリカン・アイドル」初代優勝者、ケリー・クラークソン、R&Bシンガー、フランク・オーシャン、オーストリアの天才シンガーソングライター、ゴティエ、英国でアデルと人気を二分すると言われる、エド・シーラン、カナダのポップアイドル、カーリー・レイ・ジェプセンらがノミネートされ、しのぎを削る。詳しいノミネートと予想は、チケットぴあのグラミー賞特集で紹介している。

また、グラミー賞と言えば近年ではレディ・ガガなどに代表されるゴージャスでサプライズ満載のパフォーマンス。今年もアリシア・キーズとマルーン5のコラボ・パフォーマンスはじめ、世界最高峰のパフォーマンスに興奮できる。昨年は、グラミー賞を6度受賞しているホイットニー・ヒューストンの追悼企画として、ジェニファー・ハドソンが「アイ・ウィル・オールウェイズ・ラヴ・ユー」を静謐に歌い上げた。そんなホイットニーのグラミー賞受賞の歴史など生涯を綴った写真集『ぴあ LIFE 特別編集 Whitney 1963-2012 ホイットニー・ヒューストン』(ぴあ/1470円)が、グラミー賞に併せて発売された。