写真左より、マンチェスター・ユナイテッド アンバサダー ピーター・シュマイケル氏、横浜F・マリノス嘉悦朗代表取締役 写真左より、マンチェスター・ユナイテッド アンバサダー ピーター・シュマイケル氏、横浜F・マリノス嘉悦朗代表取締役

Jリーグの開幕1か月前にして、日本代表の本大会出場に王手がかかったW杯アジア最終予選1か月半前ながら、来るべき夏に思いを馳せる……。これ、サッカーを愛する者なら、致し方なし。なぜなら、マンチェスター・ユナイテッドが夏のプレシーズンマッチに日本にやって来るのだ! 世界有数のビッグクラブの来日に胸躍らないサッカーファンはいない。2月5日、マンチェスター・ユナイテッドツアーの開催概要が発表された。

現役時代はマンUの守護神としてあまたのタイトル奪取に貢献し、現在はアンバサダーを務めるピーター・シュマイケルは「今年はユーロもW杯もないので、マンUはベストメンバーでやって来る」と約束した。対する横浜F・マリノス嘉悦朗代表取締役は「世界を代表する素晴らしいチームと対戦することができて非常に光栄。でも、我々もJリーグを代表するチームだと自負している。恥じない戦いをしたい」と健闘を誓った。

シュマイケルは決戦の舞台となる日産スタジアムについて「この素晴らしいスタジアムに戻って来れてうれしい。この場所はモスクワ、ウェンブリーとともに2008年クラブW杯を制した忘れられないスタジアム」と感慨を語った。ここ数年、ビッグクラブのプレシーズンマッチはご無沙汰だったが、今回はまさに正真正銘ビッグクラブのプレシーズンマッチ開催となる。マンUの狙いはどこにあるのか。マンUマネージング・ディレクター/アジア太平洋担当のジェミー・リーグルは明確にその理由を語った。「ツアーの目的は4つ。ひとつ目は我々はシーズンへの準備として強い相手を求めていた。ふたつ目は日本のファンとの交流を図ること。三つ目はAON、カゴメとのパートナーシップを深めるため。四つ目は地域、日本への貢献を図ること」。

また、ピッチ上で競演を果たす、選手からのコメントも届いた。マンUの一員として奮闘する香川真司が「ビッグクラブの中で自分がプレーできることを光栄に思っている」と言えば、横浜FMの象徴・中村俊輔は「世界のトップクラス。バルセロナと並ぶチームとの対戦なので、胸を借りるつもりで戦いたい」と口にした。2006年9月、セルティック時代に『欧州CL』でマンUからホーム&アウェイでフリーキック2発を決めたことがある中村だが、「守備に追われて何もできなかった。あのフリーキックがなかったら……と思うとゾッとする」と相手の力量に舌を巻いた。

今もあの時もマンチェスター・ユナイテッドは光り輝いている。香川だけではなく、ルーニーにファン・ペルシー、リオ・ファーディナンド、ナニなど世界のビッグネームたちがズラリと揃う。公式戦ではないが、赤い悪魔と呼ばれる軍団は、その片鱗を7月23日(火)・日産スタジアムで見せてくれることだろう。

オフィシャル最速先行販売は2月8日(金)12:00から28日(木)23:59まで(http://pia.jp/t/manutd/)。4月7日(日)一般発売。