高級コンパクトデジタルカメラが注目の的

富士フイルムは、2月23日に発売する高級コンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM X20」「FUJIFILM X100S」と、「CP+2013」開幕直前の1月30日に発表したコンパクトデジタルカメラ「FinePix」シリーズの新製品などを展示した。注目は、やはり高級コンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM X」シリーズだ。

「FUJIFILM X20」と「FUJIFILM X100S」は、それぞれ既存モデル「FUJIFILM X10」「FUJIFILM X100」の後継機。デザインは前モデルを踏襲するが、像面位相差AF対応の「X-Trans CMOS II」センサや「EXR プロセッサーII」を搭載し、操作レスポンスや画質を向上させた。当初は2月16日発売と発表したが、初回出荷に十分な台数を確保するのが難しく、発売日を2月23日に延期している。

大注目の2モデルに触れることができるとあって、「FUJIFILM X20」と「FUJIFILM X100S」のタッチ&トライコーナーには長蛇の列ができた。

タッチ&トライコーナーの裏手には、「FUJIFILM X-E1」「FUJIFILM PRO-1」用のレンズマウントアダプタ「Mマウントアダプター」でライカやツァイスなどの各種レンズを試用できるコーナー、コンパクトデジタルカメラ「FinePix」シリーズの展示コーナーなどを設けた。コンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM XF1」のコーナーでは、バーニーズ ニューヨークとコラボレーションしたプレミアムモデルを展示していた。

コラボレーションモデルは、上品な発色が特徴のリザード素材5種類と、人気革小物ブランド4種類の計9モデル。どれも熟練の職人技によって薄く仕上げられた本革を使用した。発売は2月1日で、70台の限定販売となる。新宿、横浜、銀座、神戸、福岡のバーニーズ ニューヨークで販売する。(BCN・山下彰子)