(左から)気象予報士の河島みれいさん、超能力者サイモン・シルバー

ロバート・デ・ニーロ主演作『レッド・ライト』が15日(金)から日本公開される。本作は、デニーロ演じる予知能力者サイモン・シルバーと科学者チームの頭脳戦を描いた作品だが、このほど配給会社より“シルバーVS気象予報士”と題された謎の資料が届いた。

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本作は、30年の沈黙を破り突如姿を現したカリスマ超能力者サイモンと、科学者チームの攻防戦を描いた新感覚の謎解きスリラー。デ・ニーロのほか、キリアン・マーフィーとシガニー・ウィーバーが超常現象を科学で解き明かす科学者として出演している。

このほど届いた資料は、劇中に登場するサイモンと、日本気象協会の気象予報士・河島みれいさんの対談記録で、ふたりは“予知”と“予測”について存分に語り合ったらしい。資料によると、様々な科学データを活用して少しでも予測の精度を上げようとする河島さんに対し、サイモンは「地震予知の基本は“ナマズ”だね」と飲み屋のオッサンのような自論を展開。河島さんが「それって日本で有名な天気予報の“ことわざ”じゃないですか」と切り返すも、サイモンは「科学は万能ではない、もっと異世界からの警告に耳を傾けなさい」と反論し、最後は「自然とともに生きていれば、目に映るものすべてのものがメッセージだ」となぜか有名曲の歌詞を丸パクリする暴挙に出ている。

世の中には“科学”で証明できないものがまだまだ存在している。しかし、これまでに登場した超能力者が最終的には何らかのトリックを使っていたことも確かで、本作では“超能力”というキーワードを巧みに使いながら、相手の言葉や仕草、認識のズレなどを利用して観客を誘導し“脳の錯覚”を引き起こさせるトラップが随所に仕掛けられており、観ていると思わず「超能力って…あるかも」と思ってしまうような瞬間が登場するという。果たしてサイモンとは何者なのか? 科学者チームとの頭脳戦の結果は? そして30年もの沈黙を破ってサイモンが復活した理由とは? 映画『レッド・ライト』は、作品と観客が“頭脳戦”を展開する作品に仕上がっているようだ。

『レッド・ライト』
2月15日(金)TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー