キッドマンが演じるのは、健忘症に悩む女性。朝起きて、自分が誰なのかも思い出せないが、日記を見ては記憶を取り戻そうとする。だが、ある恐ろしい事実を知ってから、彼女は周囲にいる人を信用できなくなる。これで小説家デビューを果たしたイギリス人作家S.J.ワトソンの同名小説が原作。監督、脚本はローウァン・ジョフェ。撮影は今月末、ロンドンで行われる。

キッドマンとファースは、最近撮影を終えたジョナサン・ワトソン監督の『The Railway Man』でも共演したばかりだ。キッドマンの次回作は、先月のサンダンス映画祭で上映されたパク・チャヌク監督の「Stoker」。共演はミア・ワシコウスカ。ファースの次回作はアトム・エゴヤン監督の「Devil’s Knot」で、リース・ウィザースプーンが共演する。

文:猿渡由紀