上から「V-Combo VR-09」と「RD-64」

ローランドは、ステージキーボードやギター関連アイテム、アンプなど、楽器関連製品を2月中旬から順次発売する。価格はすべてオープン。

●ステージピアノから学校用まで、キーボード3モデル

キーボードは、モバイルキーボード「RD-64」、ステージキーボード「V-Combo VR-09」、学校用キーボード「BK-3」の3モデルを発売する。「RD-64」は、持ち運びやすさと省スペースを実現した64鍵盤のポータブルなステージ・ピアノ。MIDIキーボード・コントローラー「A-88」と同等の「MIDIコントローラー・モード」を備える。発売は3月下旬で、実勢価格は9万円前後の見込み。

「V-Combo VR-09」は、ピアノ/オルガン/シンセサイザー音源収録したライブキーボード。音源ごとにエフェクト用ツマミなどを配置し、使い勝手を高めた。発売は3月15日で、実勢価格は10万円前後の見込み。

「BK-3」はコンパクトなボディに、高品位な音色とリズムを多数搭載した本格的な61鍵キーボード。低音パート用など904種類の音色と、250種類のリズム・スタイルなどを収録する。オーディオ録音/再生機能も備え、音楽の授業や器楽演奏など、幅広いシーンで活躍する。発売は3月下旬で、実勢価格は6万円前後の見込み。

●コンパクトなギター用ペダル3モデル、新感覚の空間を創出

ギター用のエフェクトペダルは、「TE-2」「DA-2」「MO-2」を2月16日に発売する。3モデルとも独自技術「MDP(Multi-Dimensional Processing)」を搭載。入力信号をさまざまな角度から解析し、瞬時に各要素を分解して、それぞれの要素に適したエフェクト処理を行う。

「TE-2」は、ステレオ入出力に対応した空間系エフェクター。音の要素ごとにエフェクト処理をかけることができるので、原音をじゃますることなく新感覚の広がりと動きを生み出すことができる。実勢価格は1万5800円前後の見込み。

「DA-2」は、従来のディストーションとは一線を画する歪みエフェクター。低域から高域まで、どの音域でも理想的な歪みサウンドを実現する。強力に歪ませても、「MDP」技術で各音の分離感が得られる。実勢価格は1万2800円前後の見込み。

「MO-2」は、原音に新たな倍音を加えて厚みと広がりを表現する。直感的な操作で音づくりができ、ステレオ出力も装備する。実勢価格は1万3800円前後の見込み。

●2.1チャンネルスピーカーを内蔵したコンパクトアンプ2モデル

アンプとして、ギターアンプ「CUBE Lite」、ステレオ・モニタ・アンプ「CUBE Lite MONITOR」の2モデルを2月16日に発売する。

「CUBE Lite」は、リビングにも溶け込むコンパクトでスタイリッシュなボディに2.1チャンネル・スピーカーを内蔵。高音質なサウンドをバックにギター演奏を楽しめる。iPhoneやiPadなどを接続すると、オーディオ・インターフェースとして機能する。実勢価格は1万4800円前後の見込み。

「CUBE Lite MONITOR」は、高音質なオーディオ再生と楽器用アンプ用の二役をこなす。スピーカーは、2.1チャンネル・スピーカー・システムを採用。マイクやキーボードを接続できるステレオの入力端子を備え、高音質なサウンドをバックに歌や楽器演奏を楽しめる。実勢価格は1万5800円前後の見込み。

このほか、簡単な操作で高品位のレコーディングができるSD/CDレコーダー「CD-2u」、ドラムのフープに取りつけるアーチ形状の小型バー・パッド「BT-1」なども発売する。これらの新製品は、1月に米アナハイムで開催した世界最大規模の楽器の祭典「Winter NAMM SHOW 2013」に出展した。