『アルゴ』

ベン・アフレック監督の『アルゴ』が、英国アカデミー賞(BAFTA)の作品賞を受賞。監督賞もアフレックが受賞し、オスカーに向けてさらにはずみがついた。

『アルゴ』は、1月以来、ありとあらゆる賞をひとりじめし、オスカー最有力候補と思われている。ただし、栄誉ある監督組合賞(DGA)にも輝いたアフレックは、オスカーの監督部門にはノミネートされていない。

BAFTAが選んだ主演男優は、これまたオスカー最有力候補のダニエル・ディ=ルイス(『リンカーン』)。アン・ハサウェイ(『レ・ミゼラブル』)の助演女優賞受賞も予測どおりだ。主演女優に輝いたのは『愛、アムール』のエマニュエル・リヴァ。助演男優賞は『ジャンゴ 繋がれざる者』のクリストフ・ヴァルツ。脚本賞は『ジャンゴ 繋がれざる者』のクエンティン・タランティーノ、脚色賞は『世界にひとつのプレイブック』のデイビッド・O・ラッセル。外国語映画賞は『愛、アムール』、イギリス映画賞は『007 スカイフォール』、アニメ賞は『メリダとおそろしの森』、撮影監督賞は『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』が受賞した。

文:猿渡由紀