『ラストスタンド』 (c)2012 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

アーノルド・シュワルツェネッガーの10年ぶりの単独主演作『ラストスタンド』の予告編がこのほど公開された。これまで数々の悪人を倒し、強敵の腹にパイプを突き立ててきたシュワルツェネッガーが、本作では、絶体絶命の状況下で“最後の砦”として悪党どもと対峙する。

予告編

本作の舞台は、アメリカとメキシコの州境に近い穏やかな街。この地の保安官オーウェンズは、かつては凄腕刑事だったが“ある理由”から職を退き、大きな事件もないこの町を自身の“ホーム”として愛していた。しかし、そんな町に激震が走る。このほど公開された予告編では、冒頭で移送中の凶悪な麻薬王が脱走し、時速400キロを誇る車で州境に向けて逃走を開始する。その行く先はオーウェンズが治安を守る平和な町ソマートンだ。情け容赦ない悪人たちの攻撃によって仕掛けられた検問はことごとく蹴散らされ、オーウェンズ保安官と頼りのない3人の仲間が“最後の砦(ラスト・スタンド)”であると告げられる。

武器はない、訓練を受けた警官もいない。しかし、オーウェンズ保安官は予告編で宣言する。「やるしかない!」。続く映像では古い武器をかき集めて、凶悪な悪党どもに立ち向かう保安官=シュワルツェネッガーの勇姿が次々に映し出される。機関銃をブッ放し、悪党を持ち上げて地面に叩きつけるその姿は、かつて映画ファンが熱狂したシュワルツェネッガーの姿で、10年のブランクをジョークにする余裕も見せている。

ちなみに、シュワルツェネッガーは本作のPRのため、今月20日に来日する予定になっており、そこでも彼の力強い“復帰宣言”が飛び出すことになりそうだ。

『ラストスタンド』
4月27日(土)全国ロードショー