(左から)KABA.ちゃん、塩谷瞬

第85回アカデミー賞で作品賞をはじめ、計8部門にノミネートされている感動作『世界にひとつのプレイブック』の公開直前イベントが17日、都内で行われ、俳優の塩谷瞬とタレントで振付師のKABA.ちゃんが登場した。ダンスを通じて、心の傷を癒やす男女を描く本作にちなみ、二人でダンスを披露し「ダンスは全然苦手ですが、何とかやり遂げられた」(塩谷)、「10年前に(テレビ番組で)一緒に温泉に入ったことがあるから、やっぱり息がぴったり」(KABA.ちゃん)とご満悦だった。

映画は妻の浮気が原因で心のバランスを崩し、職も家も失った主人公・パット(ブラッドリー・クーパー)が、同じく心に傷を抱える未亡人ティファニー(ジェニファー・ローレンス)と出会い、強引に誘われる形でダンスコンテストに出場することに。奇妙な縁でタッグを組んだふたりが人生の再起に挑む姿を描いていく。塩谷は「何かを一緒に乗り越えると、達成感や相手から得るものが大きい。心にじんわり来る映画でした」と感動した様子。また、主演男優賞候補のクーパーをはじめとする実力派の名演に「俳優として勉強になる」と語った。

タイトルにある“プレイブック”は作戦図を意味しており、「とてもいい言葉ですよね。人間、目標があると生きることにキラキラできる。今年は世界をまわって、そこで得た経験や感じたことを自分なりに芝居に投影できれば」(塩谷)。片やKABA.ちゃんは「今後、自分の人生がどうなるか分からないから、とにかく大金持ちになりたい! 作戦図? それがないのよお」と笑いを誘っていた。

『世界にひとつのプレイブック』
2月22日(金) TOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほか全国順次公開

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