(左から)平松恵美子監督、MOVIXオリジナルキャラクターのPoco、ひまわり役のイチ、若林正恭。

堺雅人主演の映画『ひまわりと子犬の7日間』の公開を記念して16日に東北キャンペーンが実施され、若林正恭(オードリー)と平松恵美子監督、ひまわり役のイチが福島と宮城の劇場を周り舞台あいさつを行なった。

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本作は、管理所に収容され、“命の期限”が決められた犬の母子と、職員たちの姿を描いた物語。山田洋次監督の愛弟子である平松監督がメガホンを執り、堺、中谷美紀、でんでん、若林、吉行和子、夏八木勲らが出演する。

福島県のフォーラム福島、宮城県のMOVIX利府とMOVIX仙台の計3か所を周った若林と平松監督。若林は「行く先々に“萩の月”が置いてあったので、少し口の中が甘くなってきました(笑)。しょっぱいものが食べたくなってきたので牛タンを食べて帰ろうと思います!」と軽快なトークで会場を盛り上げ、「今まで映画出演のオファーが3回ありましたが、そのうち2回が“爆弾魔”と“放火魔”の役だったので、今回の役は犯罪者ではないというのも、やらせて頂いた理由のひとつです(笑)。初めてなのに本当にいい映画に出演させて頂けて良かったです。オードリー若林ファンは必見の映画です!」と本作をPR。

平松監督は「福島や宮城では東日本大震災によって、たくさんの犬や猫が迷子になったりしていますが、そんな犬や猫を保護する活動をしている方々も多くいると聞きます。この映画は“愛情の連鎖”というものをテーマに作った作品です。いろいろな想いが伝わってくれるといいなと思います」と語った。

また、MOVIX仙台では仙台市の動物管理センターの方々も映画を鑑賞。保護管理所で働く、仙台市健康福祉局保健衛生部・仙台市動物管理センター所長の千葉茂氏は「仙台市においては、震災後も、犬や猫の殺処分を減少させるべく、努めております。震災後は高い関心が持たれていたと思いますが、関心の薄れというのもありますので、この映画を観て少しでもそうした事を改めて考えるきっかけになってくれたら」と訴えた。

『ひまわりと子犬の7日間』
3月16日(土)全国ロードショー
※3月9日(土)宮崎先行ロードショー