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東京都三鷹市の第三セクター、まちづくり三鷹は、三鷹駅南口のバスロータリーと周辺エリアをサービスエリアとした4か所に無線LAN基地局を設置し、無料の公衆無線LANサービス「Wi-Fi三鷹」を開局した。

まちづくり三鷹は、三鷹市全域のまちづくりを総合的に支援する三鷹市の第三セクター。「Wi-Fi三鷹」は、市民や来訪者のために、災害時の情報の受発信環境を強化する目的で設置。東日本大震災の発生時に、携帯電話が通じず、災害情報が入手できない帰宅困難者が三鷹駅南口に溢れたことなどから、情報インフラ強化の一環として、務省の「平成24年度総務省ICT街づくり推進事業~三鷹市コミュニティ創生プロジェクト」の実証事業を活用し、アクセスポイントを整備した。自治体が道路などの公共空間に無料Wi-Fiを開局するのは全国でも珍しい。

ポータルサイトには、災害発生時に災害情報のコンテンツを掲載し、平常時にはWi-Fi対応機器で誰でも無料でインターネットが利用できる。SSID(ネットワーク名)は「ilovemitaka」で、メールアドレスの登録が必要。1回の通信時間は20分で、1日あたりの回数制限はない。

「Wi-Fi三鷹」を通して、協力店舗のクーポンを提供するほか、三鷹の見どころやイベント情報などを紹介することによって、賑わいの創出を目指す。クーポンは、2月18日時点で20店舗の協力を得ている。