我が子の性格、「なんとなく悪い部分ばかり目につく…」

でも、「性格だから変えられない」「遺伝だからしかたない」…、そう諦めていませんか?

表面上「性格」としてあらわれているものは、個人個人の「脳」の成長、そして周りから受ける「環境」の影響が大きいのだそうです。つまり、気になる症状があっても、よりよい方向に変えていくことは可能なのです。

子どもの性格と脳、環境との関係を、『悩まない脳の作り方』の著者であり、1万人以上の脳画像を解析されてきた医学博士・加藤俊徳(かとう としのり)医師に伺いました。

飽きるのは、脳がうまく働かなくなるとき

まず気になる1つの症状、「飽きやすい」という症状はなぜ起こるのでしょうか。

加藤俊徳先生(以下、加藤)「子どもって動機が必要なんです。動機とは理由(=餌)で、飽きっぽい子は餌が足りないということです。自分をワクワクさせる餌が足りないので、飽きっぽくなってしまう。

その理由は脳科学的にはいろいろあるのですが、ひとことで言うと『子どもの脳がうまく働かなくなった状態』といえます。ゲームをやったり、好きなおもちゃで遊んでいるときには飽きません。

脳のあちこちの場所が使われ、それらがスムースに働き続けていると飽きないし、我慢もできる。だから、『なぜ脳が働かなくなったのか』というのが一番のポイントです」

加藤医師によれば、人間の脳は、「思考系」「運動系」「視覚系」「聴覚系」など、その機能によって8つの領域(=“脳番地”)に分けられるそう。そして飽きてくると、物事を考えたり判断を下したりする「思考系」(脳の前頭葉に位置)の脳番地が動かなくなるのだとか。

モチベーション、動機はこの「思考系」で作られるので、思考系が動かないと自分で「餌」を作ることができません。そのため、脳を絶えず外から刺激してあげなければいけないといいます。

加藤「大人の場合でも、例えばずっと文字を書いたりして脳の同じような場所を使っていると、脳が疲れてきて、飽きたとか、我慢できないと感じます。でも、それはじつは脳の違う部分を使いたくなっている、ということなんです。違う脳を使いたくなるのはおそらく子どもも同じで、それが飽きっぽいという症状になります。

そこで、『あとでアイスクリーム買ってあげる』などと言うと、途端に子どもは『そうなんだ!』と動機付けされる。するとその後のご褒美のことを考えられるようになるため、脳がまた働き出し、あっという間に時間が過ぎるようになります。

子どもも『同じ脳を使っているとうまく頭が動かない』、ということなんですね」

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