『フライト』のデンゼル・ワシントン(C) 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

『猿の惑星/創世記<ジェネシス>』を大ヒットさせて注目されたルパート・ワイアットが、デンゼル・ワシントンの次回作を監督することになりそうだ。『The Equalizer』というスリラーで、80年代のTVドラマ『ザ・シークレット・ハンター』がもとになっている。

オリジナルのTVドラマの主人公は、困っている人を助ける元秘密捜査官。映画版の設定も同じだが、ストーリー展開はかなり違ったものになるという。キャラクターにも、主演のワシントンに合わせてかなり変更が加えられるらしい。脚本を読んで興味を示した監督は非常に多かったが、現在、スタジオは『猿の惑星/創世記<ジェネシス>』を大ヒットさせたワイアットとディールを詰めているようだ。ワイアットは『猿の惑星…』の続編の監督を辞退した後、ニコラス・ホルト主演の『Birdsong』や、TV用映画『Turn』の監督の企画を進めていたが、『The Equalizer』は6月にもボストンで撮影開始を目指しており、これを最大優先させることになりそう。ワシントンはこの作品でプロデューサーも兼任する。

ワシントンは、『フライト』で今年のオスカーにノミネートされている。次回作はマーク・ウォルバーグ共演の『2 Guns』。

文:猿渡由紀