最後に、グランフロント大阪のオープンによって、梅田がどのように変わっていくのか、今後の展望をお伺いした。

山下 正人(やました・まさと) 阪急電鉄株式会社 不動産開発部 調査役

 山下:「ここ数年、梅田という街はどんどん変わっていますが、私たちとしてはまだまだポテンシャルのある街だと認識しています。『グランフロント大阪』の開業によって、ただ欲しい物を買うためだけに梅田に来るのではなく、梅田を散策しながら新しい物に出会えるというような、時間の過ごし方を提案していきたいですね。あと、最近では中国をはじめ、海外からの観光客もどんどん増えています。その辺りのターゲット層に響くような仕掛けを発信できたらと思っています」。

開発者の方々のインタビューを通して、従来の梅田での買い物のイメージを覆すような、様々な仕掛けを取り入れているのが印象的だった。グランフロント大阪のオープンによって、新しい梅田の魅力が発信され、街自体がどのように変わっていくのかに期待したい。

 

 

 山口佳奈(Tryout)/大阪と東京にある制作会社「Tryout」に所属。雑誌編集や広告制作、WEBなど、オールジャンル手がけています。筆者もファッション系・サロン系を中心に幅広いジャンルで執筆しています。