『めめめのくらげ』(C)Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co. Ltd. All Rights Reserved

世界を舞台に活躍する現代美術家・村上隆の初監督作品『めめめのくらげ』の予告編映像が公開された。これまで数々の美術作品で世界の注目を集めてきた村上監督が「僕の全部を思いきり詰め込みました」という作品だ。

『めめめのくらげ』予告編

本作は、引っ越してきた家で不思議な生き物“くらげ坊”を発見した小学生を主人公に、同じく大人たちには見えない不思議な生き物“ふれんど”と交流する子どもたちの姿をファンタジックに描いた作品。

日本のコミックやアニメーション、フィギュアからアイデアやインスピレーションを受けて制作を続ける村上監督は、細田守監督&ルイ・ヴィトンとのコラボレーション『SUPERFLAT MONOGRAM』をはじめとして、これまでも数々の映像プロジェクトを手がけてきた。しかし、本作は自身が監督を務める初の実写映画だ。このほど公開された予告編でまず目をひくのは、様々な種類・動き・表情・変形を見せる“ふれんど”の存在。彼らは単なる飾りや“アート”ではなく、生き物として、そして何より子どもたちの“友達”として映画の中に存在しており、映画は子どもたちが“ふれんど”と交流を深める中で迷い、成長していくドラマをしっかりと描いたものになりそうだ。

また予告編では、初音ミクを迎えたlivetuneの主題歌も登場。livetuneを手がける音楽プロデューサーのkzは「5年前に作った楽曲が主題歌になるという僕自身も初の体験で、どうなることかと楽しみにしていたのですが、いざ実際に映像と合わさったものをみた瞬間、『村上さんが描きたかった世界とはこういうことなのか』とピースがハマった感覚になりました。映像、音楽ともにすごく美しい仕上がりになってると思います」とコメントを寄せている。

『めめめのくらげ』
4月26日(金) TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国順次ロードショー