ホセ・カレーラス ホセ・カレーラス

世界三大テノールのひとりとして有名なホセ・カレーラスの大阪公演「ホセ・カレーラス テノール・リサイタル2017 ~スピリット・オブ・クリスマス~」が、11月21日(火)、10年ぶりにザ・シンフォニーホールにて開催される。

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「大阪の街がとても好きです。大阪にいる時はいつもお天気が良いので、街歩きを楽しむことが多いです。お気に入りのレストランもありますし、食べ物がとても美味しい街ですよね」と、大阪公演を楽しみにしていると言う来日直前のホセ・カレーラスにインタビューを行った。

まず、今回のコンサートのコンセプトについて聞くと「“スピリット・オブ・クリスマス”ということで、少し早いクリスマスを先取りするようなコンサートとして、通常リサイタルで歌う歌曲に加え、聖なる歌、クリスマスソングなどもプログラムに加えました。公演に来て下さる皆さんが、気に入って下さると嬉しいです」。選んだ曲は、「どれも私が好きな曲ばかりで、歌い続けている曲でもあります。アルバレスの『祈り』は10歳の時に教会で歌ったことがある、思い出深い曲でもあります」

ザ・シンフォニーホールについては、「音の響きもすばらしいですし、パフォーマーにとって、そして観客の方にとっても、お互いを身近に感じられるファンタスティックなホールだと思います」

全世界を席巻した伝説のスーパーユニット“世界三大テノール”の思い出については、「一番最初のローマのカラカラでの公演が特に思い出深いですね。ルチアーノとプラシドとの公演は、どれも特別でした。仕事上でもプライベートでも、私たちは特別な関係にあり、一緒に歌うことを楽しんでいました。3人での思い出が沢山あります」

70歳になった今も精力的に世界中で活躍できる秘訣としては、「良くない物を避けること、正しい飲み物を正しい時に飲むこと、正しい食べ物を正しい時に食べること、特に公演の前にはお喋りし過ぎないこと。私たち歌手の楽器は、1インチの声帯なのです。この声帯は、あらゆる物に影響を受けてしまいます。空調、消化、空気汚染、時差など色々なものです。楽器の様に、ケースにしまうことはできず、常に我々の身体の中にあるものなので、自制とプロフェッショナルな姿勢が重要なのです。その見返りーコンペンセーションがすばらしいので、私には苦にはなりません」。

ファンに対して、「大阪の観客の皆さんは大変すばらしいと思います。皆さんがとても情熱的だという印象があります。再び歌わせて頂けることを大変嬉しく光栄に思っています」と語った。

ホセ・カレーラスは11月18日(土)に東京・サントリーホール 大ホール、21日(火)に大阪・ザ・シンフォニーホールで来日公演を開催。東京・大阪両公演ともにチケットは発売中。