(左から)デンゼル・ワシントン、武井咲

第85回アカデミー賞で主演男優賞と脚本賞にノミネートされている話題作『フライト』のジャパンプレミアが21日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで開催され、来日中の主演俳優デンゼル・ワシントンと、本作で12年ぶりに実写作品を手掛けたロバート・ゼメキス監督が出席した。

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映画は高度3万フィートからの緊急着陸を成功させ、多くの乗客を救いながら、ある疑惑が原因で犯罪者として裁かれる旅客機機長の苦悩を描いたヒューマンドラマ。ワシントンは各国で展開したプロモーションを踏まえ「どの土地でも非常に良い反応だった。毎回、私を温かく迎え入れてくれる日本の皆さんにも、きっと満足してもらえるはず」と自信のアピール。3度目の主演男優賞受賞にも期待がかかる中、「今の気持ち? もちろん最高だし、心が満たされている」と誇らしげだった。

さらに「優れた監督とタッグを組み、素晴らしい作品を完成させる。それが俳優の喜びなんだ。ロバートとの仕事もまさにそうで、チャレンジというよりはアドベンチャーという言葉がふさわしかった」とワシントン。ゼメキス監督も「偉大な俳優であり、真のプロフェッショナル」と最大級の賛辞をおくり、本作がオスカー受賞経験を持つワシントン&ゼメキス監督の渾身作だと強く印象付けた。

プレミアには女優の武井咲が、サプライズゲストとして駆けつけ「将来、ハリウッド映画に出演できるようになるには、どんな努力が必要ですか?」と質問し、ゼメキス監督から「良いシナリオと良い監督に出会い、仕事を続けることだね」と助言を得ていた。また、「受賞を心から祈っています」とワシントンにエールを捧げた。第85回アカデミー賞の授賞式は2月25日(日本時間)に、米カリフォルニア州ロサンゼルス市のドルビー・シアターで開催される。


『フライト』3月1日(金)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー