ドスパラは、2月21日、自社ブランドの7インチタブレット端末「ドスパラタブレット A07I-D15A」の製品仕様に誤りがあったとして、ウェブサイトに経緯とお詫び、今後の対応方法を掲載した。

「ドスパラタブレット A07I-D15A」は、1.5GHzのデュアルコアCPU、200万画素のカメラ、8GBのメモリなどを搭載し、液晶ディスプレイには、解像度1024×600画素の高画質IPSパネルを採用する製品として発売したが、複数の第三者機関での分析の結果、液晶がIPS方式ではなく、TN方式のパネルを使用している可能性が極めて高いことがわかった。

「IPS(In-Place-Switching)」方式は、視野角が広く、輝度・色の変化が少ないことが特徴で、「TN(Twisted Nematic)」方式は、駆動電圧は低いが、視野角によって輝度・色に変化があるとされている。

2012年11月23日に製品を発表後、初期サンプル製品やメディア検証用最終サンプル製品ではIPSパネルだったことを確認した。12月20日の発売後、ユーザーからTN方式のパネルではないかという指摘を受けて、製造元に製品規格書と商品に相違がないかを照会。製造元からは、「当初採用を予定していたパネルに問題が発生したため部材の調達先を別会社に変えたが、製品規格書通りIPSパネルを使用している」との回答を受けた。しかし、ドスパラが独自に複数の第三者機関に依頼していた調査結果から、パネルがTN液晶である可能性が極めて高いと判断した。

仕様に誤りがあったとされる対象製品の販売期間は、2012年12月17日から2013年2月10日。対象期間内に購入した商品を継続して利用するユーザーには、対象製品1台につき「Quoカード1000円分」をお詫びとして送付する。ウェブサイトの「Quoカード送付対応登録フォーム」またはドスパラ各店舗で受け付ける。返品やそのほかの問い合わせは「お問い合わせフォーム」で対応する。

電話での問い合わせは、3月31日まで「ドスパラタブレット特設対応窓口」(フリーダイヤル0120-028-129)を設け、毎日10:00~19:00まで受け付ける。期間後は、ドスパラサポートセンター(0570-028-120)で対応する。

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