2013年1月の携帯電話ランキング、トップの「iPhone 5」に迫る”大画面”の足音

2013.2.22 18:38配信

NTTドコモは、1月18日、学生とその家族を対象にした「応援学割2013」キャンペーンを開始した。KDDI(au)とソフトバンクモバイルも、同様の学生向けキャンペーンをスタート。「基本使用料3年間無料」という3社共通のキャンペーン内容が示す通り、最大のターゲットは中学生・高校生だ。

キャンペーン開始と前後して、ドコモは2013年春モデルを発表。発表会では、約5.0インチのフルHDディスプレイを搭載したXperiaの新モデル「Xperia Z SO-02E」を、イチオシ機種として強くアピールしていた。今回は、恒例の月間ランキングとともに、「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」や「HTC J butterfly HTL21」「Xperia Z SO-02E」のヒットを受け、大画面化が進むスマートフォンの画面サイズの変化についてまとめた。

●発売から5か月連続トップの「iPhone 5」、1月は機種別でも1位に

家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」によると、SIMフリー端末を含む携帯電話全体の2013年1月の販売台数1位は、ソフトバンクモバイルの「iPhone 5」の16GBモデルだった。キャリアごとに容量の異なる3モデルをラインアップする「iPhone 5」のなかで、最も価格の安い16GBモデルの1位獲得は初めてだ。前月1位だったドコモのAndroidスマートフォン「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」をはさんで、3位にはソフトバンクモバイルの「iPhone 5」の32GBモデルが、4位にはauの「iPhone 5」の16GBモデルが入った。

「iPhone 5」は、ソフトバンクモバイルとauを合算すると、2012年9月以来、5か月連続でトップを獲得している。販売台数自体は前月より減少したが、携帯電話全体の減少幅のほうが大きかったので、シェアは22.4%から26.1%へとアップした。ピークは過ぎたものの、依然として高い水準を維持している。端末の魅力やこれまで培ったブランドイメージに加え、ソフトバンクモバイル、auが競いあうように展開する各種キャンペーンの効果が大きいだろう。

●春モデル発売前の1月は大きな変化なし ドコモはiモードケータイが3位に入る

続いて、主要3キャリア、ドコモ・au・ソフトバンクモバイルのキャリア別月間トップ10を紹介しよう。なお、「iPhone 5/4S」については、最初から容量を合算して1機種としてカウントしている。

売れ筋は年末とほとんど変わらず、ドコモは1位・2位、auは1位から3位まで、すべて前月と同じだった。ソフトバンクモバイルも、2位と3位が入れ替わった以外、変化はなかった。ドコモは、冬モデルで人気を二分した「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」「Xperia AX SO-01E」に続き、3位にiモード対応ケータイ「P-01E」が入った。8位の「SH-03E」も、2012年発売のiモード対応ケータイの新製品だ。「新規・MNP一括0円」「2台以上の同時購入で割引」といった価格設定が最大の要因だと思われるが、使い勝手の変化や通信料金アップを懸念する層に、従来型携帯電話が支持されていることがうかがえる。

●スマートフォンの画面サイズは4インチ台後半~5インチ台が主流に?

Android搭載スマートフォンでは、4.8~5.0インチの大画面ディスプレイを搭載した製品が増えている。ストレート型やスライド型・折りたたみ型などの形状を問わず、スマートフォン全体の画面サイズ帯別販売台数構成比を集計すると、1月は、「iPhone 5」を含む「4.0~4.5インチ」が最も多く60.9%。次は「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」や「GALAXY S III α SC-03E」を含む「4.6~4.9インチ」の26.3%だった。

スマートフォンとしては最大サイズの5.5インチを含む「5インチ以上」は、2012年10月までは4%未満に過ぎなかったが、11月は4.1%、12月は6.4%、2013年1月は6.1%と、11月以降、増加している。さらに2月は「Xperia Z SO-02E」が加わり、一気に2割以上に拡大する見込みだ。「5インチ以上」は、2月1~17日の累計ですでに「4.6~4.9インチ」を抜いて2番手に躍り出ており、「Xperia Z SO-02E」の売れ行き次第では、もっと高まるかもしれない。

Android=大画面という図式が定着すると、4.0インチの「iPhone 5」と3.5インチの「iPhone 4S」しか選択肢がないiPhoneは分が悪い。画面サイズ帯別構成比は、販売台数の多い人気機種の売れ行きとリンクするので、「5インチ以上」の急拡大は一過性の現象で終わる可能性も高いが、画面サイズのトレンドは、携帯性より画面の見やすさや迫力を重視した4インチ台後半~5インチ台に傾いたといっていいだろう。(BCN・嵯峨野 芙美)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。

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