Aマウントの「70-400mm F4-5.6 G SSM II」(左)と「Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM」

ソニーは、デジタル一眼カメラ「α」シリーズ用の交換レンズとして、フルサイズ機が採用する「Aマウント」の「70-400mm F4-5.6 G SSM II(SAL70400G2)」「Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM(SAL50F14Z)」の2本と、APS-C機が採用する「Eマウント」の「E 20mm F2.8(SEL20F28)」「E PZ 18-200mm F3.5-6.3 OSS(SELP18200)」の2本、計4モデルを、3月8日から順次発売する。

「70-400mm F4-5.6 G SSM II」は、動体へのAF(オートフォーカス)追随性能や画質が進化した超望遠ズームレンズ。動体追随性能は、前モデル「70-400mm F4-5.6 G SSM」の約4倍で、連写時の捕捉力を向上することによって、スポーツ撮影や動物撮影など、動きの速い被写体を高い精度で追従する。

「500mm F4 G SSM」「300mm F2.8 G SSM II」で採用している独自のコーティング技術「ナノARコーティング」を採用。フレアやゴーストを大幅に低減することで、黒が締まった透明感のある描写を実現する。サイズは最大径94.5×長さ196.0mmで、重さは約1500g。フィルタ径は77mm。価格は27万8250円で、3月8日に発売する。

「Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM」は、業界最高クラスの解像力とコントラストを実現したフルサイズのカールツァイス標準大口径レンズ。非球面レンズ2枚を含む5群8枚構成で、さまざまな収差を補正する。画面の中心から周辺まで、高い像面平坦性を確保するとともに、絞り開放からシャープで高精細に描写する。

超音波モーターSSM(Super Sonic wave Motor)によって、AF駆動は静かで滑らか。主な外装部材にアルミニウムを採用し、高い剛性と防塵・防滴性をもつ。サイズは最大径81.0×長さ71.5mmで、重さは518g。フィルタ径は72mm。価格は16万4850円で、5月に発売する。

「E 20mm F2.8」は、35mmフィルム換算で30mm相当の扱いやすい画角で、「Eマウント」レンズの中で最も薄い小型の広角パンケーキレンズ。3枚の非球面レンズによって、歪曲・球面収差を補正し、高い解像力とコントラストで画面の周辺部まで像の崩れや歪曲を抑えた高い描画性能を備える。サイズは最大径62.6×長さ20.4mmで、重さは69g。フィルタ径は49mm。価格は4万4100円で、3月8日に発売する。

「E PZ 18-200mm F3.5-6.3 OSS」は、35mmフィルム換算で27~300mm相当の11倍ズームレンズ。静かで滑らかにAFを駆動するリニアモーターを内蔵する。

6段変速の電動ズームを搭載。可変速と一定速に対応し、手動ズームでは難しいスローズームを滑らかに駆動でき、動画での多彩な映像表現ができる。また、動画撮影時には「アクティブモード」でワイド端での手ブレを大幅に低減し、手持ちで動きながらの撮影でも手ブレを抑えることができる。サイズは最大径93.2×長さ99.0mmで、重さは649g。フィルタ径は67mm。価格は14万9100円で、3月8日に発売する。

同時発売のフラッシュ「HVL-F20M」は、コンパクトながらガイドナンバー20で、高度なフラッシュ撮影ができる。独自機構によって、発光方向をワンタッチで上75°に回転し、バウンス撮影に対応する。対応機種は、「マルチインターフェースシュー」搭載のソニー製カメラ。価格は1万5750円で、5月に発売する。