テーマはセックス。ナイロン100℃『デカメロン21~或いは、男性の好きなスポーツ外伝~』が開幕!

2013.2.27 10:52配信
ナイロン100℃『デカメロン21~或いは、男性の好きなスポーツ外伝~』舞台より (撮影:引地信彦) ナイロン100℃『デカメロン21~或いは、男性の好きなスポーツ外伝~』舞台より (撮影:引地信彦)

ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)作・演出の舞台、ナイロン100℃『デカメロン21~或いは、男性の好きなスポーツ外伝~』が2月22日、東京・CBGKシブゲキ!!にて開幕した。

ナイロン100℃『デカメロン21~或いは、男性の好きなスポーツ外伝~』チケット情報

ナイロン100℃は今年で結成20周年を迎え、本作はその記念企画第一弾として、2004年に上演した『男性の好きなスポーツ』を大改訂して再演する。

セックスをテーマに、時にシリアスに、時に笑いをまぶした群像劇で、演劇ファンの間で話題となった『男性の~』から9年。今作はKERAの脳内で試行錯誤があったと公演の挨拶文に書かれてある通り、その見せ方は初演とは異なる。あえて物語を分断し、複数の出来事をコラージュする手法で見せる。

女子高生と彼女と援助交際している男、落ちぶれた有名女優と悪徳警官、男と性に目覚めたばかりの少年たち……。登場人物たちの日常とセックスをコミカルに描きながら、彼らの持つ臆病さや支配欲、暴力性といった心の奥に抱える闇を表出させる。だが、次々と変わるシーンに時おり映像が挟み込まれ、観客はまるでテレビ番組をリモコンでカチャカチャ変えながら見ているような感覚で、あくまでも軽やかだ。

今回KERAはふたつの点にこだわった。ひとつはこれから活躍が期待される若手劇団からの俳優の起用だ。範宙遊泳、ろりえ、ロロといった劇団からの参加とナイロン100℃の若手劇団員が、ところ狭しとステージ上で若いエネルギーを放出させる。その若い俳優たちと絡み合いながら、みのすけ、松永玲子、新谷真弓らナイロンの主要メンバーと客演の内田滋、安藤聖、松本まりか、千葉哲也がKERAの世界を紡いでいく。もうひとつは上演時間だ。近年のKERA作品は上演時間が3時間を超えるものが多かったが、今作は2時間以内におさめた。ストーリーで見せない今作では、観客の集中力が持つのは2時間が限度と考えてのことだ。

20周年を迎え、まだまだ走り続ける劇団のいまをぜひ劇場で体感して欲しい。公演は3月24日(日)まで。チケット発売中。

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