デーモン閣下がVOCA PEOPLEと競演 デーモン閣下がVOCA PEOPLEと競演

全身真っ白ないでたちの謎のヴォーカルグループVOCA PEOPLE(ボカ・ピープル)の来日公演が2月26日から東京・天王洲銀河劇場にて幕を開けた。初日を観劇したレポートをお届けする。

VOCA PEOPLE チケット情報

VOCA PEOPLEは、白塗りの顔に真っ赤な唇が特徴の8人組のVOCA星人。声だけで地球上のあらゆる楽器の音を真似するテクニックを持った彼らは、不時着した宇宙船の動力源である音楽をチャージするため世界中でショーを行っている。世界20か国以上を回り、今回が日本初上陸となるショーのコンセプトは、誰もが知っている地球の楽曲をたくさん詰め込みオリジナル以上に楽しいものを作る事。ショーはギター、ベース、金管楽器、パーカッションなどあらゆる楽器を再現することができるVOCA PEOPLEのコミュニケーションの形なのだ。

楽曲は『ビリー・ジーン』『ワナビー』『アイ・ライク・トゥ・ムーブ・イット』に始まり、『007「ジェームス・ボンドのテーマ」』『ミッション・イン・ポッシブル』『ゴッドファーザー』など映画のテーマソングやクラシックの名曲・ベートーヴェン『交響曲第5番「運命」』、モーツァルト『アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク』、さらにはクイーンのメドレーまでバラエティ豊かで、思わず身体がビートを刻む楽曲ばかり。

抜群の歌唱力とコミカルな動きも笑いを誘い、客席にVOCA PEOPLEが降りてきてオーディエンスの身体を使い楽器の音を再現してみせるなど、瞬く間に約90分のショーは過ぎた。

公演後は、自称「VOCA星人研究家」デーモン閣下によるVOCA星人研究発表会が開催された。「声の技術、バランスがエンターテインメントとして優れていた。特にアナログレコードのリバース音まで表現するのはウケた。ぜひもっと観に来て欲しい」とコメントを寄せ、VOCA星人がAKB48のヒット曲『会いたかった』を披露、来日公演ならではの工夫に観客は盛り上がりを見せていた。

東京公演は3月10日(日)まで。その後、愛知、大阪でも公演。チケットはいずれも発売中。