続編でも主演する小栗旬

 『銀魂』ブルーレイ&DVDリリース記念イベントが16日、東京都内で行われ、主演した小栗旬、福田雄一監督が登場。本作の大ヒットを受け、続編『銀魂パート2(仮)』の製作が決定したことを発表した。公開は来年夏休みという。

 空知英秋氏の人気マンガを実写化した本作は、架空の江戸を舞台に繰り広げられる活劇物語。「天人(あまんと)」と呼ばれる異星人らによって支配される世界で、甘党&無鉄砲な侍・坂田銀時がひょんなことから出会った仲間たちと共に、万事屋(なんでも屋)に持ち込まれたさまざまな事件を解決する。今年7月に公開された本作は、興行収入38.4億円を記録。2017年の邦画実写映画ナンバーワンとなっている(11月7日時点)。

 イベント終盤、司会者から“極秘サプライズ情報”として、続編製作が発表されると、会場は大きな歓声に包まれた。福田監督は「客席を見た時に“やんねーでいいのに”という顔が無くてよかった。割と皆さん喜んでくれているみたいで」とホッとした笑顔。一方で主人公・銀時を演じた小栗が「主役が僕じゃなくなってるかも」と冗談めかすと、福田監督も「銀ちゃんがムロツヨシになっているかもね」と乗っかり、会場を盛り上げた。

 続編話は水面下で進行していたようで、福田監督は「もう夏ぐらいから『台本を書け』と言われたのですが、全然書けなくて…」と苦笑いで明かしながらも「ようやく台本も書けて、僕的には満足できる脚本が上がった。ぜひ来年を楽しみにしてほしい」と自信をのぞかせた。

 一方の小栗は「自分の出番が少ないといいな。かなり豪華な出演者で、面白い話なので、ぜひ福田監督が、銀ちゃんのあまり出なくていい話を書いてくれたら」とちゃっかりお願い。しかし、福田監督は「(既に)結構、出ちゃってるね~!」と大笑いで、小栗のささやかな“希望”を打ち砕いた。

 さらに小栗は「本当は銀髪にしたくないんですよね」とポツリ。第1作の時にかなりの苦労があったようで「ここまで伸びるのに結構、時間がかかった。銀髪に染めると(戻すには)ほぼ切らなきゃいけないので短髪になる。来年は、長めの髪で勝負したかったのに」とボヤいていたが、最後はちゃんと「皆さんに楽しんでもらえるものを作りたい」とやる気を見せていた。