『アイアン・フィスト』(C)2012 Universal Pictures

HIPHOPチーム“ウータン・クラン”のリーダーで、映画音楽も手がけてきたRZAが初監督を務めたカンフー・アクション『アイアン・フィスト』が8月に日本公開されることが決定した。

RZAは熱狂的な映画ファン、特にカンフー映画好きとして知られており、これまでもアルバムタイトルに映画の題名を引用したり、映画音楽を手がけるなど、自身の“映画愛”を繰り返し表明してきた。そんな彼が『キル・ビル』の映画音楽を手がけた際に知り合ったタランティーノのバックアップを得て、“プレゼンツ:クエンティン・タランティーノ”として、イーライ・ロスと共同で脚本を執筆し、主演、監督を務めたのが『アイアン・フィスト』だ。

本作の舞台は、19世紀の中国の娼館“ピンク・ブロッサム”。抗争に巻き込まれて両手を切断され、鉄の拳を装着している男“アイアン・フィスト”が、後継者争いに揺れる部族の抗争に巻き込まれていく様を描く。RZA本人が主人公を演じ、『アメリカン・ギャングスター』でRZAと共演したラッセル・クロウ、『キル・ビル』のルーシー・リュー、『コフィー』『フォクシー・ブラウン』の名女優パム・グリア、総合格闘家のカン・リーらが出演。音楽もRZAが手がけており、サウンドトラック盤にはメソッドマン、レイクウォンらウータンのメンバーや、カニエ・ウェスト、ウィズ・カリファなどが参加している。

物語、演技、アクション、音楽と全方位にRZAの情熱と闘魂が注入された映画『アイアン・フィスト』は8月に日本公開される。

『アイアン・フィスト』
8月、渋谷シネクイントほか全国公開