真相は以下の通りでした。

B社人事担当のCさんは、仕事としてAさんが書き込んでいるSNSのB社書き込みをチェックしています。理由は選考内容が漏れていないか等のチェックで、漏れている場合、後の応募者が有利になるので、平等を期すため、選考方法を変更したりするためです。

そこでAさんの書き込みを発見し、面接官同士で話したとき、一人が「そういえば、好きな色の質問したのって、Aさんに対してだけだよね。じゃあ書き込んだのはAさんか」と言いました。そしてもう一人が「だめだよね。ネットにうちの情報とか書き込みする人は」と言い、Aさんは、採用した後に会社の情報を漏らすかもしれない要注意人物とされて、「不採用」とされてしまいました。この場合、匿名であっても、たまたま個人が特定されてしまった例ですが、実際の話です。

ではどのSNSが人事側にとって、一番閲覧チェックが楽なのでしょうか。一番楽なのは、楽天が運営する「みんなの就職活動日記」です。このサイトは、匿名ですが、メンバーになるのも簡単で、先ほどの例ではB社についての書き込みサイトも簡単に閲覧できてしまいます。「今日最終面接だった!」と書き込んで、たまたまその日に最終面接を受けている人が一人だった場合、個人特定は容易です。

ですから、情報交換するには便利ですが、決して個人特定できそうな書き込みはしないことです。人事側はほとんどこのサイトを見ていると思った方が賢明です。